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『ごめん、私覚えてなくて、、、』
「ううんええんや。優しい君は見ず知らずの人でも、困っている人がいたら誰にでも手を差し伸べてくれるからな。そんなところに惚れたんやけど、笑」
少し照れたように言う彼。
『相川君、、、』
「、、、告白の返事、聞かせて貰ってもええかな？」
きっと彼は、自分の事を覚えていないやろうと思いつつも、並大抵じゃない勇気を出して告白してくれたんや。
ちゃんと返事してあげやな。
『えっと、まずは、ほんまに出会ったときのこと覚えてなくてごめんなさい。』
『それと、告白の返事のことも、ごめんなさい、、、
相川君の気持ちはもちろん嬉しいで？でもやっぱり、私も相手のことを心から好きやって、お互いがそう思ってから付き合うべきやと思うねん。』
『だから、貴方の気持ちに応えることは出来ません。ごめんなさい。』
「うん、水瀬さんならそう言うと思った」
そう言って微笑む相川君。
「あーあぁ、フラれてきっぱり忘れようと思ってたのに、なぁんか更に好きにさせられちゃったなぁ笑」
『え？』
「そういう考えが出来るって、なかなか普通じゃ出来へんことやで？」
「俺の初恋の人が、君で良かったよ。」
ありがとうなんて言ってくれる彼。
『ありがとうはこっちの台詞やで』
『私のことを想ってくれて、ありがとう』
「これからは友達として、仲良くしてくれない？」
『！もちろんっ！』
_____
相川君はあの後部活があるそうで、先に戻っていってしまった。
私は少し風にあたってふと考えた。
相川君、なんとなく吹っ切れた顔をしていた。
あんなに素敵な男の子に好いてもらって、勿論嬉しかったし、彼には申し訳ないとは思うけど、、、
やっぱり私は、心から貴方が欲しいって思える人と付き合いたい。
私の両親は、普段から全面的に出してるわけじゃないけど、
お互いの事をとても愛し合っている。
二人が深く愛し合っていることは見ていればわかる。
お互いを見る目が相手をとても愛おしそうに見つめてるんやもん。
私は幼い頃からそんな両親が、家族が、大好きや。
だから、私も本気で好きになった相手と、
同じ時間、同じ空間を過ごしたい。
「やっぱりモテますねぇ、水瀬Aさん？」
『人の告白現場を盗み見とは、感心はしませんよ？
__________生徒会役員二年生の、ゾムさん？』
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黒翠(プロフ) - 宇タさん» わ！コメントありがとうございます〜！いやぁ楽しんでもらえて何よりです！ (2021年9月25日 13時) (
レス) id: 758961d143 (このIDを非表示/違反報告)
宇タ(プロフ) - 10のシャオちゃんに悶えてます。推しなので辛い〜可愛すぎ〜 (2021年9月24日 22時) (レス) @page10 id: 03f7136296 (このIDを非表示/違反報告)
黒翠(プロフ) - 鳴@紙さん» わわ！コメント、感想ありがとうございます！ヘタレくんって良いですよね、、、！実は私も鳴様の「食害ラブレター」拝読させて頂いてました！zmさんがめちゃくちゃ可愛くて最高でした、、、 ; ; (2021年9月13日 15時) (レス) id: 758961d143 (このIDを非表示/違反報告)
鳴@紙(プロフ) - まだまだ読んでる途中ですがとても面白いです！私もヘタレ好きでよく小説書いてるんです…！ヘタレいいですよね、これから応援してます！更新頑張ってください！ (2021年9月12日 19時) (レス) id: 657ead465a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒翠 | 作成日時：2021年7月19日 15時
