14.sha side ページ14
sha side
なんで今こうして俺らが水瀬さん達と一緒に勉強会しているのかと言うと、、、
_____
"(人1)ちゃんの頼みなら聞くし、いつも勉強会してるやん!笑"
"いやぁ一応教えてもらう側の立場やし、聞いとかなな〜とって思ってさぁ"
"大丈夫やって!"
偶然聞こえた水瀬さんたちの会話。
いや、ほんま、いつも盗み聞きしてるとかそういうわけちゃうけど!!
どうやら水瀬さんは頭が良いらしい。
「(頭良くて運動苦手で優しくて誰とでも話せて、極め付けにはめっちゃ可愛いとかどーゆーことなんほんま、、、)」
_____
始業式の日、俺は自分の自己紹介が終わって次の後ろの子の方を向いて聞くのも距離が近すぎて気まずいから前を向いた。
その瞬間、俺の目の前に現れたんや。
「(っ、)」
_____天使が。
窓の外の花壇を眺めている前の席の女の子。
その横顔が、この世の物とは思えない程に綺麗で、
思わず息を呑んだ。
所謂一目惚れってやつ。
まさか自分がそんなことを実際に体験するなんて、
この日までは思いもしなかった。
それからというもの、俺は何かと彼女を目で追ってしまう。
友人と親し気に話す彼女。
運動が苦手な彼女。
授業を真面目に受けている彼女。
どんな君も、いつどんな時見た君も、全部、全部が美しかった。
中学生の頃から自分が多くの人に好意的な目を向けられている事は感じていた。
人の好意に気づかん程鈍感やない。
やけど、そんな俺が心から惹かれる女の子は彼女が初めてやったんや。
でも、俺から話しかける勇気なんて持ってるわけなくて、
気づけば入学式から数週間が経っていた。
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黒翠(プロフ) - 宇タさん» わ!コメントありがとうございます〜!いやぁ楽しんでもらえて何よりです! (2021年9月25日 13時) (レス) id: 758961d143 (このIDを非表示/違反報告)
宇タ(プロフ) - 10のシャオちゃんに悶えてます。推しなので辛い〜可愛すぎ〜 (2021年9月24日 22時) (レス) @page10 id: 03f7136296 (このIDを非表示/違反報告)
黒翠(プロフ) - 鳴@紙さん» わわ!コメント、感想ありがとうございます!ヘタレくんって良いですよね、、、!実は私も鳴様の「食害ラブレター」拝読させて頂いてました!zmさんがめちゃくちゃ可愛くて最高でした、、、 ; ; (2021年9月13日 15時) (レス) id: 758961d143 (このIDを非表示/違反報告)
鳴@紙(プロフ) - まだまだ読んでる途中ですがとても面白いです!私もヘタレ好きでよく小説書いてるんです…!ヘタレいいですよね、これから応援してます!更新頑張ってください! (2021年9月12日 19時) (レス) id: 657ead465a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒翠 | 作成日時:2021年7月19日 15時