検索窓
今日:14 hit、昨日:5 hit、合計:258,827 hit

37話目 ページ48

葵視点
影剣君は正座をすると

影「二つ目。僕は、一人で出陣します」

そう言った。
何言ってるの?一人って、危ないのに。

「…………その理由はなに?」

理由を聞こう。
ちゃんとした理由を聞かないと納得はできないから。そう思って、聞くと

影「貴方には関係の無いことですよ。
審神者様」

と言われた。
何故?どうして、関係ないなんていうの?
やっぱり、影剣君は人間が憎いのかな……
そう思って

「それは、私が人間だから?」

と聞くと

黒「貴様、主を愚弄するきか」グルルルルル

と黒くゴホンッ 、、さんにいわれた。
え、何で言い直したのかって?←
そんなのちょうど"くん"って思った瞬間に
睨まれたからに決まってるでしょ?←
え、それ以外に何があるの?←
いや、てか何でわかるの?
怖いよ( ˙-˙ )←

黒「」ギロ

………………怖いよ( ˙-˙ )

あれ、てか私誰にはなしてるの?←


ま、いいや。
それよりも、

「愚弄何てしてませんよ!」

そう、それだ。なぜ、そんな考えになるの?
だって、影剣君は、、あ、だめだ。
また睨まれた。ゲフンッ 影剣さんは
今まで人間に辛い目に遭わされてきたんでしょう?だったら、、

影「確かに、僕は人間に色々な事をされました。
ですが、先程僕が黒に話した通り、
僕は人間を憎んではいませんよ。
むしろ、その反対です。
僕は、僕たちのような妖の類いに属するものと
人間との共存を望んでます」

と言われた。でも、それならどうして

影「僕は、怖いんですよ。
今までずっと皆を守ってきました。
それが、僕の存在する理由、唯一の価値だった。でも、戦場では何があるか分からない。
戦場では守りきることができない。
幸い、僕は薫様のおかげでかんすと?を
しています。それに、黒もいます。
だから、一人が良いんです。
どうしても駄目だというのなら、僕を



折ってください」

そう、力なく微笑みながら影剣く、さんは
言った。なぜ、折ってほしいなんていうのか。
分からない。でも、それが影剣さんの
望みなら、覚悟なら

「分かった。でも、条件あるの」

それは

影「はい、なんですか?」

「中傷になったら即帰ってきてね。
検非違使にあったら、迷わず逃げること。
あと、お守り装備で、刀装も金を3つ。
1つは盾ね。馬も連れていってね。」

そう、これだけは譲れない。
そう、目で訴えかけると

影「……分かりました」

と返事がかえってきた。
ふぅ、これでひとまずは安心、かな?

38話目→←36話目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
178人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒狼 | 作成日時:2016年12月31日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。