【刀剣乱舞】元ブラック本丸産の刀剣はあの刀達のお兄様で (ページ43)

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32話目ページ43

影剣視点
目が覚めた。でも、体が動かない。
まるで、体が鉄になってしまったかのように。
重たくて、重たくて起き上がれない。
なんとか、周りを見ると弟たちがいる。
でも、顔がぼやけて誰なのかわからないや。

弟？「・・・・・・！！！」

弟たちは僕を見て涙を流しながら何かをいう。
でも、聞こえない。
なぜだろう。
体が重くて、何も聞こえなくて、なんだか体がふわふわしてる。
湯冷めの時みたいに。
声を出したくても出てくれない。
なんでだろう。
また、ねむたくなってきた。
でもだめ、だよ。
おとぅとたち、がない、てる、、
な、ぐさめ、、なきゃ、、、
あぁ、でも、ねむい、なぁ。
それに、、とってもあたたかい。
もう、いい、かな。
もういちど、、ねむろう。
だんだんと瞼が落ちて行く。
視界が、暗く塗りつぶされて行く。

？「おやすみなさい。かげ」

声が聞こえた。
とても、優しい声。
とても、懐かしい声。
その声に導かれるように僕は眠りに落ちた。
深い深い、眠りに。