【刀剣乱舞】元ブラック本丸産の刀剣はあの刀達のお兄様で (ページ39)

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31話目ページ39

影剣視点
そこが何処なのかはすぐに分かった。
アソコ‥‥薫様の本丸の、審神者部屋。
そして、これは薫様が殺された日だ。
部屋から見える空は黒く曇っている。
今にも雨が降りそうで、、、
でも、短刀達が庭で遊んでいるのか笑い声が聞こえる。

暫くすると浪士が動いた。
そして、隠し持っていた刃物で薫様を殺:した。
僕は動かなかった。いや、動けなかった。
あの時の僕は浪士に札をはられていたから。
封じの札を。
けれど、薫様は僕の方を見て"笑っている"。
"昔の"僕じゃない。
"今"ここで見ている、僕の方だ。
なぜ？これは、僕の記憶じゃないの？
そして、僕と薫様の目が合うと

薫「ごめんね。影剣。重く冷たい枷をはめてしまって。ごめんね。ごめんね」

薫様はそういった。でも、分からない。
何故ですか？何故、あなたが謝るのですか？
守れなかったのは僕なのに。
あなた様が死んだのは僕のせいなのに。
枷をはめられても、当然なのに。
なのに、何故？
何故、あなた様は、薫様はそんなにも
お優しいのですか？考えていると

薫「影剣。もう行って。あなたを待っている人は、たくさんいるんだよ」

と言って葵様は霧のように消えた。
それと共に、周りの景色も。
そして、次に僕の視界に入ってきたのは

愛しい弟たちと、大好きな仲間だった。