かぐや様の妹と会長の弟は両片想いです【かぐや様は告らせたい×歌い手】

Ａちゃんリクエスト「親友」 ページ20

坂田side


読者のみんな…坂田やで…
なんでこんなに元気ないかって…？

うらさんと喧嘩したからやで…


坂田「(名前)先輩…」

『あれ、坂田くん…どうしたんですか、こんなところまで来て』

坂田「うらさんと喧嘩した……」

『(元気無くなると小さく見える…)何が原因で喧嘩したんですか？』

坂田「…うらさんのプリン食べたこと」←

『ﾌｯwん゛んっ……多分それは坂田くんが悪いかと…ww』

坂田「なんで笑っとんねん！俺真剣に悩んだのに〜…」

『いえ、幼い子の喧嘩みたいで…』←

坂田「俺中等部3年生でうらさんは(名前)先輩と同い年やから幼い子とちゃいます〜」

『そうですね』

坂田「…今日、俺と先輩が会った日やね」

『あれから3年も経つんですね〜』

坂田「そうやね…」





ー3年前ー





俺が小学6年生、先輩が中等部1年生のとき

俺は虐められとったんや
理由は…髪と目のせいやったっけ


モ1「こいつの髪と目赤いぜ〜w」

モ2「うわ、血の色じゃんw」

モ3「気持ちわり〜ww」

坂田「……………」


俺、何も言い返せなくて黙ってばかりだったんよな…
まぁそのせいで虐めがエスカレートして、殴る蹴るとか、そんなことされてたんだよな…

で、殴られたり蹴られたりしてる時に…


『ねぇ君たち、何してるの？』

モ1「えっ……」

モ2「見つかった…」

モ3「に、逃げろ！」

坂田(え…？なんで逃げてるん…？)

『あの三人衆、よく弱い者いじめしてるんだよね…
ねぇ君、大丈夫？』

坂田「え、あ…だ、いじょうぶ、です……」

『あぁ、ごめん、大丈夫じゃないのに大丈夫なんて聞いてごめんね…
応急処置しか出来ないけど……』

坂田「いえ、大丈夫です……」




『………よし、こんなもんかな』

坂田「あ、ありがとうございます…」

『いえいえ、さて、君のお家はどこ？送ってってあげる』

坂田「……12歳だから1人で帰れる」

『えっ！？』

坂田「？」

『あ、ごめんね…あの三人衆はいつも年下の子虐めてるから……
そっか…それじゃ、また会えるといいね』

坂田「…うん！ありがとう、お姉さん！」





『懐かしいですね…』

坂田「あのとき(名前)先輩に会えててよかったわ
そしたら今頃こんなに仲良くなれてなかったと思うし」

『うん…これからもよろしくね、親友』

坂田「！
よろしく、親友！」


(名前)先輩…いや、(名前)は昔のような無邪気な笑顔を浮かべた

16話→←親友Ａちゃんのリクエスト「幼馴染」

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