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浅草の街 ページ46

〜Aside〜

沼の鬼との戦いから翌々日。

私と竈門さんは、次の任務先である浅草に来ていた。

現在時刻は夜のため、禰豆子さんは箱から出ている。

「うぅ………」

…あら、竈門さんがふらついてしまっていますね。

「…都会って……」

「まぁ初めてなら疲れるわよね」

話を聞く限り、竈門さんはずっと山暮らしだったらしいので、都会に来たのは初めてなのだろう。

私も初めて来た時は疲れ果ててしまったものだ。

「Aは、来た事あるのか……?

余裕そうな表情だけど…」

ぐったりした様子の竈門さんは、私の方を見た。

困惑した感じの顔だ。

「えぇ、何度か来たわ」

禰豆子さんも眠そうだ。

「あ…あっち行こう、二人とも」

「そうね」

竈門さんと人気(ひとけ)のなさそうな場所へ移動する。

「っ!!!」

……その時、ある気配を感じた。


…一瞬だが、鬼の気配が。


少し気を抜けば見失ってしまうほど巧妙に隠された鬼の気配。

そして鬼の気配を感じ取れば、対象の他の気配にも気付く事ができる。

明らかな強者の鬼だろう。

……十二鬼月…それも上弦よりも強いであろう気配………

……………まさか…!!!

「炭治郎、悪いけど後で会いましょう。

…やりたい事ができたわ」

「え?ちょ、A!?」

戸惑っている竈門さんには申し訳ないが、流石に鬼殺隊の宿敵を逃がすわけにはいかない。

都会である浅草は人の往来が多い場所なので、対象を一人に絞って探すのは難しい。

だが………この近辺から、感じた事もないようなおぞましい気配がしている。

人を多く喰えば喰うほど、鬼特有の気配は強くなる。

“鬼自体”の気配は隠せている……が、“人を喰った気配”は隠しきれていない。

……鬼殺隊の敵、鬼舞辻無惨………!!


〜炭治郎side〜

つ、疲れたぁ……

「山かけうどんください…」

「あいよ」

うどん屋で山かけうどんを頼み、禰豆子と椅子に座る。

人は多いし、Aは急にどこかに行っちゃうし……

「はぁ……」

俺はお茶を飲んでうどんを待つ。

……その時だった。

「っ!!!」

思わず立ち上がった。

この匂い……!!!

どうして突然こんな所で!!

家に残っていた匂いだ!!

俺は人を掻き分けて匂いの元を辿る。

鬼舞辻…無惨!!


「ぇ…A……?」

……俺が鬼舞辻無惨の元に着くと、そこでは、鬼舞辻無惨とAが向かい合っていた。

鬼舞辻無惨→←作者から



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こくらげ(プロフ) - 柚餅子椿さん» こちらこそありがとうございます!お待ちしてます〜 (2019年12月3日 22時) (レス) id: 1529cffae1 (このIDを非表示/違反報告)
柚餅子椿(プロフ) - ありがとうございます!はい、描けたらURLを貼らせていただきます…! (2019年12月3日 22時) (レス) id: 8588a4cb1f (このIDを非表示/違反報告)
こくらげ(プロフ) - 柚餅子椿さん» 全然大丈夫です!むしろこちらからお願いしたいくらいですから、とても嬉しいです!描けましたらコメント欄にURLを貼っていただければ幸いです! (2019年12月3日 16時) (レス) id: 1529cffae1 (このIDを非表示/違反報告)
柚餅子椿(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します!いつもお話楽しく読ませていただいおります!質問なのですが、夢主さん描かせていただきたいのですが大丈夫でしょうか…? (2019年12月3日 16時) (レス) id: 8588a4cb1f (このIDを非表示/違反報告)
こくらげ(プロフ) - こーりさん» いつもコメントをくださってありがとうございます!更新頑張ります! (2019年11月27日 19時) (レス) id: 1529cffae1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こくらげ | 作成日時:2019年10月8日 23時

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