天才棋士×国語教師＝？

teach twerve ページ17

you side


怖い。


どんどん恐怖で力が抜けていく、、、


『時透くん、、、離して？』


無「嫌です。」


『なんで、、、？』


無「怖いんです。先生が、、、いなくなりそうで」


『いなく、、、なる？』


予想外の言葉。


『まさかぁ、、私がいないなる訳ないよ』


精一杯の笑顔で言う。


無「違います、、、なんていうか、、分からないんですが、、、僕、先生がいないと、、怖いんです」


『え、、、っと』


言葉が詰まる。


そんな風に思ってくれたんだ。


確かに、、大切な人がいなくなると、、、


少し緩んだ手を見て、すかさず離し、


『』ｷﾞｭ


優しくハグをした。


無「え、、？あ、、の」


時透くんの体温がボボボっと高くなる。

『フフッ、、、さっきはキスするぞ〜って言ってたのに。こんなに照れて〜』


無「そりゃあこんな急に、、」


耳まで真っ赤っかになってる。


『それに私はいなくならない。大切に思ってくれる人(時透くん)がいる限り。ね？』


無「わ、、、かりました。」


顔を真っ赤にして、か細い声で言う。


『はい。これで終わり！ささ！接着剤取りにいこ！』


無「は、、はい。」


まだほのかに頬を赤らめる時透くんに夕日が差し掛かり、とても綺麗。




　



その後、宇髄先生に「時透どうして顔赤いんだ。」って言われ、タジタジになる時透くんでした

teach thirteen→←teach eleven

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す