告白はLove or Lie!?２【橙】 (ページ14)

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「んっ、、、んんっ、、、、」

無理やり体を押すの離れた唇

目の前の彼は私をじっと見ていた

「なんで、、、っ、、なんでこんなことするん？？？

私がファンだったから？？？

、っそれとも好きだから？？？」

ハラハラと落ちる涙は止まらない

もう全然理解できなかった

康二「ちゃうよ」

でも彼は困ったように笑う

康二「Aが好きやから」

私の方にゆっくり歩いてきて、目の前にしゃがみこむ康二くんは

いつもの、何も変わらない大事なものを見るみたいな顔だった

康二「好きやねん」

その言葉と同時に私の体は引き寄せられて、抱きしめられた

またさっきとは違う涙が出てくる

今日はどれだけ泣くんだろう

「でもっ、、康二くんこないだ女の人と」

康二「心姉ちゃんやで？あれ」

細くて、そんなに力があるイメージのない彼が

私を放さず強い力で抱きしめる

「、、、え？」

康二「だから、あれ心姉ちゃんやって」

はぁ～なんで間違うねん～

なんてため息も上から聞こえて私は頭が真っ白になる

「え、、あのひと、、、」

康二「Aのこと話したら、丁度東京に仕事あるからってついでに相談乗ってくれてん」

「、、、、、」

驚きすぎて涙も止まって、急にこの状況にドキドキしてくる

康二「A、俺の事騙しても、嘘ついてもええよ

それでも俺、そんなAも全部また好きになるから

まぁ、嘘つけるような性格ちゃうけど笑」

「ごめん、、、ごめんなさい」

恐る恐る彼の背中に手を伸ばすと彼は話を続けた

康二「俺な、

何回ももう無理やって思ってん

東京の街は全然慣れへんくて

グループについていくのも、仕事もなんも感もいつもいっぱいいっぱいで

でもさ、いつもここに帰ったらAがおったから

住んでへんけど、家入ったらおかえりって笑ってくれて

一緒に映画見て寝落ちするとことか

東京のご飯屋さん一緒に行って感動したり

それだけでめっちゃ頑張れてん」

「そんなこと」

康二「Aはそんなことっていうかも知れへんけど、

俺にとってAは光りみたいなもんやねん」

“君は僕の光”

康二くんが香水につけたコンセプトを思い出した

康二「なぁ、Aこっち向いてや」

彼に目を合わせると、目を細めて笑って

康二「A、、、好きやで」

そしてそのまま唇を重ねた

ーfinー