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No side
「_______....、ｯ」
ゆっくりと離れていく顔。
しばらく思案にふけっていた幻太郎は、数秒経った後我に返ったようにまだ寄せていた体を起こす。
くしゃ、と前髪をかき困ったように寄せられた眉は自分でも想定外の事をした自覚があるように見えた。
「…何を馬鹿な事を.....」
今頭の中にあるものを全て振り払うように顔を背けた。
落ちかけていたブランケットをかけ直し冷静になろうと額に手を当てる。
すると____
「幻、太郎…？」
「…！」
「ほんもの…？」
袖を掴み、おぼろげな瞳で見上げていたA。
起きているのか、夢の中にいるのか定かではないその表情。
どくっ、と身体の内から何かが弾けたのを感じながら、幻太郎は持ち前のポーカーフェイスがフル稼動する。
「さぁ…どうでしょう」
「…分からない。でも、どっちでも嬉しい…」
「嬉しい？」
何故、と確実に寝ぼけているではあろう彼女に真剣に問う。
そんな彼にAは華が咲くように微笑み、
「だって、いつも一緒に居てくれるから」
「！」
「幻太、ろうが、いた、ら....わた、し……」
「…A？」
「………」ｽ-..ｽ-..
肝心な所だけ声に出すのは叶わず、再び眠りについた。
作家としては何とももやもやする終結。
だがこの寝顔と、未だに裾を掴む指に自然と表情は綻んだ。
「_______...仕方がないですね。続きは次巻まで待つとしましょうか」
その先を予想するのも、物語ならではの醍醐味ですから_______
＿fin＿
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こあら(プロフ) - かっぱの子さん» いえいえこちらこそありがとうございます！楽しみにして待ってます！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2018年4月2日 21時) (
レス) id: 1bc18c067e (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - こあらさん» 大丈夫ですよ！リクありがとうございます！！ (2018年4月2日 21時) (レス) id: 28c80c45d6 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - 短編集待ってました！おめでとうございます！後リクエストしてもいいですか？うたプリのカルテットナイトって出来ますか？できればでいいのでお願いします！いつも見ています！これからも更新頑張ってください！大好きです！頑張ってください！長文失礼しました！ (2018年3月27日 14時) (レス) id: 1bc18c067e (このIDを非表示/違反報告)
性別を間違えた人間 - はい！！おkです！！頑張って下さい!!(`-ω-´)b (2018年3月24日 22時) (レス) id: 21ce6e7c67 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 性別を間違えた人間さん» リク了解しました！オカン組は主要高の5人で大丈夫ですか？ (2018年3月24日 17時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かっぱの子
| 作成日時：2018年3月22日 20時
