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side花巻
「ごめんね、笑っちゃって」
「い、いいよ？何に対して笑ってたのか分からないけど…」
「や、君があんまりにも面白い事言ってたから」
「面白い事…？というか言ってたって、私もしかして勉強してる時声に出てた…？」
「そこも無自覚⁉やべ、腹捩れる…！」
必死に声押し殺すけど堪え切れない笑みが変な声となって口から出てきた。
ぐっ、とかぶっ、とか。
早く元戻んねぇと俺まで変な奴に思われる。
ふー、と目に溜まった涙を拭き改めてちゃんと彼女と話を始めた俺。
当然まずは自己紹介から。
「俺青葉城西の花巻貴大。因みにバレー部でっす」
「羽成学園の波城A。同じくバレー部でっす」
「え、マジ？」
「うんマジ。花巻君が隣でよくバレー雑誌見てるの、盗み見してた。最新号ばっかり読んでくれてるからさ」
「！」
えへ、と笑う波城さん。
いや、Aって言っちゃっていいかな。
でも今は名前を知れた事よりも、彼女も俺と同じ事をしていた事の方が嬉しかった。
思わず口角が上がり、引き締めようとする度ヒクヒクと筋肉が変に動く。
「盗み見なんて、Aちゃんのえ○ちー」
「じゃあガン見する」
「いやおかしいだろw…あー何かもう、ちょっと意外」
「え？何が？」
見た目はなんかすげぇ清楚っぽいんだけど勉強はさっぱりみたいだし、初対面(?)の俺にも砕けて話してくれる。
ギャップというか、そんな所も…いや、そんな所が可愛くて好き。
「俺もAの事見てたんだけどね」
「花巻君のえ○ちー」
「ぶはっ！…ほら、そーゆー所」
「意外だったって？」
「うん。意外で、更に好きになった」
「へ？」
「あ」
やべ、言っちまった。
言ってしまったものはもう遅く、取り消す事なんて不可能。
しーんと流れた静寂に焦っていると…
「…私も好きだよ」
「…え？
「ずっと、好きだった。花巻君の_______ピンク色の髪の毛」
「え」
地毛なのかなって思ったら羨ましくて…と俺の髪をうっとりとした目で見る。
ああ、やっぱり馬鹿な子だったんだな。
でも何故かこぼれてしまう笑み。
いっか、これから少しずつで。
明日からは見てるだけ、の隣の席はもう終わるんだからな。
＿fin＿
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こあら(プロフ) - かっぱの子さん» いえいえこちらこそありがとうございます！楽しみにして待ってます！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2018年4月2日 21時) (
レス) id: 1bc18c067e (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - こあらさん» 大丈夫ですよ！リクありがとうございます！！ (2018年4月2日 21時) (レス) id: 28c80c45d6 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - 短編集待ってました！おめでとうございます！後リクエストしてもいいですか？うたプリのカルテットナイトって出来ますか？できればでいいのでお願いします！いつも見ています！これからも更新頑張ってください！大好きです！頑張ってください！長文失礼しました！ (2018年3月27日 14時) (レス) id: 1bc18c067e (このIDを非表示/違反報告)
性別を間違えた人間 - はい！！おkです！！頑張って下さい!!(`-ω-´)b (2018年3月24日 22時) (レス) id: 21ce6e7c67 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 性別を間違えた人間さん» リク了解しました！オカン組は主要高の5人で大丈夫ですか？ (2018年3月24日 17時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かっぱの子
| 作成日時：2018年3月22日 20時
