隣の席【白布賢二郎】 ページ22
side白布
遠征の度行われる、バスの座席クジ。
上級生とも話せるようになる為、アドバイスをもらう為と数年前から取り組まれたものらしい。
そして去年から密かに投入された��当たり��クジ。
それはウチ、白鳥沢学園始めてとなる、女子マネージャーの七城Aの隣だ。
もちろん本人はそんな事知らなくて、選手の数が奇数だからあぶれた奴が隣に座るとでも思ってるだろう。
…で、今回その��当たり��を引いたのが。
「ひゃいちいひゃい(太一痛い)」
「おー伸びる伸びる」
「のびゃひゃにゃいれ(伸ばさないで)」
「すげ、餅みたいだな」
「………」
川西だった。
俺は通路を挟んで川西の横。
アイツは窓側だから話すには遠い。
頬杖をつき、聞きたくないけど聞こえてくる会話にイライラしていると頰にブス、と刺さった何か。
「…何するんですか天童さん」
「賢二郎不機嫌すぎ！ヤキモチ〜？」
「そんな訳ありません。うるさいから寝れないだけです」
「素直じゃナイんだからもー。ほら糖分糖分！」
「いりません」
断ってるのに問答無用でポ○キーを口の中に突っ込んできた天童さん。
ビキ、と青筋を浮かべながらも入れられたものは食べないと仕方ないのでボリボリ音を立てて噛み砕く。
「あ、天童さんそれ私も欲しいー」
「いいヨー。ほい、川西渡してあげてー」
「はい」
「ちょっと待ってなんで太一が私のポ○キー咥えるの」
「一緒に食べよ」
「Why？」
「発音わっる」
「やかましい」
………
アイツらの会話を聞いている瀬見さんや山形さんがチラ、チラ、と俺を気にする。
この二人、というか部全員が俺の気持ちを知ってるから、川西に『程々にしとけ』と合図を送るけどアイツは素知らぬ振り。
むしろ楽しんで俺に見せつけるようにイチャイチャイチャイチャ。
「大丈夫、キスする前で折るから。あ、それともして欲しい？」
「いらないし！ポ○キー返せ！」
「ん」
「それはいらないから！」
ギャー！と騒ぐAの肩を掴みぐぐぐと近寄っていく。
駄目だ、そろそろキレる。
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こあら(プロフ) - かっぱの子さん» いえいえこちらこそありがとうございます！楽しみにして待ってます！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2018年4月2日 21時) (
レス) id: 1bc18c067e (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - こあらさん» 大丈夫ですよ！リクありがとうございます！！ (2018年4月2日 21時) (レス) id: 28c80c45d6 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - 短編集待ってました！おめでとうございます！後リクエストしてもいいですか？うたプリのカルテットナイトって出来ますか？できればでいいのでお願いします！いつも見ています！これからも更新頑張ってください！大好きです！頑張ってください！長文失礼しました！ (2018年3月27日 14時) (レス) id: 1bc18c067e (このIDを非表示/違反報告)
性別を間違えた人間 - はい！！おkです！！頑張って下さい!!(`-ω-´)b (2018年3月24日 22時) (レス) id: 21ce6e7c67 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 性別を間違えた人間さん» リク了解しました！オカン組は主要高の5人で大丈夫ですか？ (2018年3月24日 17時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かっぱの子
| 作成日時：2018年3月22日 20時
