fate line

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朝起きたら横にアリスの姿はなく、
暫くぼーっとしているとドアの叩く音が聞こえた。









ｱﾘｽ「A？朝よ。起きなさい」








昨日の夜の様子とは裏腹に何時も通りのアリス。








良かったのかは分からないけど、
とりあえず安心した。









それからというもの
いつもと変わらず悪魔の木に向けて行く準備をする。







いつもと一緒。









そう思っていたのだけど...。









なんやら村が騒がしくなった。









騒がしくなった村の中心にあるちょっとした広場
そこに行ってみると








整合騎士








と呼ばれる1人の騎士様がいた。怖い。









ただそれだけ。
アリスを見ると、
微かに震えているのが分かった。









アリスの手をぎゅっと握っていると、
走ってきたのか息が上がっているユージオくんキリトくんの姿。








話によると昨日の整合騎士だそうだ。








アリスが連行されてしまう。
この場から逃げようそう思い、アリスの手を握る腕を引っ張るがアリスが動かない。








何故？と思いアリスを見る。
アリスは何かを誓った堅い趣で前を向いている。









そうこうしている内にアリスの名前を整合騎士が呼ぶ。
アリスが私の手を解いた。







その際
ｱﾘｽ「ごめんね。」
困ったような顔をする







やだ。アリス…行っちゃダメ…。








アリスが鎖で巻かれていく、
怖くて、足が動かない。







最後の足掻きだという風にキリトが整合騎士様に向かっていく。








私はそんな事を出来るような人ではない。
怖い。







その証拠に
アリスの手を簡単に離してしまっていたから。
怖くて、動けなくて、引き止めることも出来なかったから。








アリスは整合騎士によって連れていかれた。

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