■10■ ページ10
翔side
.
.
.
智「翔くん、昼飯行かない?」
.
.
最後の一文を打ち終えた時、智くんがふにゃっと俺に笑った。
.
.
翔「グッドタイミング。行こ」
.
.
智くんと並んで、あまり広くない社員食堂に入る。
.
.
智くんとは大学からの知り合いで、
今こうして同じ会社に勤めてる。
.
.
実は、Aと出会ったのは智くんがきっかけ。
.
.
元々智くんとAは友達で、大学ではよく3人でいた気がする…
.
.
“Aに告ったら…なんか流されたや(笑)“
.
.
智くんが4年生の時にそう、言ってたのを覚えてる。
.
.
まったく…
.
モテる女の子って告白を流すの?なんて
若干呆れながらも、俺も好きだったのは事実で。
.
.
智「Aと仲良くしてる?」
翔「…いつもそれ聞くよね(笑)、仲良くしてますよ」
智「そっか」
.
.
智くんは、彼女と仲良くやってんの?
そう聞く前に、智くんが呟いた。
.
.
智「…まぁた別れちった」
.
.
ずず…と味噌汁をすって
“あちっ…“て顔をしかめた。
.
.
翔「…まじか」
.
.
味噌汁のじゃがいもを口に入れたら、
舌を伝って火を吹きそうな熱を感じる
.
.
翔「…ぁち!」
智「あちぃね、これ」
翔「うん…アツアツ」
.
.
はぁ…とため息をついた智くんの別れ話は
.
もうこれで何回目だろう。
.
.
翔「…発端は?」
智「なんか…好きになれなくって」
翔「…ほぉ」
.
.
今にも智くんが
.
“やっぱりAしか好きになれない“って
言い出しそうで、怖かった…
.
.
智「ねぇ、今度お邪魔してい?」
翔「ウチに?大丈夫だけど」
智「よっしゃあ。Aの手料理食ったら元気出るかな」
翔「それ目当て?(笑)」
.
.
やっぱり智くんにとって
“いつまでも大切な女の子“ってAなのかなって
.
ただ単に、元気が出るなら…って
.
智くんがAをどうとか、気にせずに
ウチに呼ぼうかなって思った。
.
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 153人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
｡*瑠美｡*(プロフ) - こんにちは！弟くんよかったです。あの、私も翔説を書いてみたのでよければよんでください。 (2013年3月2日 18時) (
レス) id: 40b911f49e (このIDを非表示/違反報告)
ひとみんみんぜみ(プロフ) - 母の名言だって。今ごろはまってんだって。止めてあげてって。 (2013年1月31日 18時) (レス) id: 09c52b0f9f (このIDを非表示/違反報告)
ひとみんみんぜみ(プロフ) - ならの大仏さん» 名言「アンネ・フランキー」 (2013年1月30日 18時) (レス) id: 09c52b0f9f (このIDを非表示/違反報告)
ひとみんみんぜみ(プロフ) - チャオさん» まじ？イオンやるな (2013年1月30日 18時) (レス) id: 09c52b0f9f (このIDを非表示/違反報告)
チャオ(プロフ) - ミカヅキさん» コメントありがとうございます(*^^*)ニノ君…彼は計画的なのでね(笑)後から心、スカッと取られますよ、なんて(笑)弟ニノ君をよろしくです＼(^o^)／ (2013年1月29日 23時) (レス) id: 27d629b556 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チャオ | 作成日時：2013年1月5日 1時
