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「本っ当になんなのあいつ！！」
刀剣男士の様子を見て回るとかで、別行動することになり、二人きりになった後、加州が叫んだ。
「そう、怒るな」
Aがなだめるが、加州の怒りが治まる気配はない。
「主もあんな事言われて、腹立たないの！？」
「本当のことだから、何とも思わない。
それに、ああいう奴はよくいる。
気にしたところで、時間の無駄だ」
「本当のことって……主、どういうこと？
主が今までずっと、演技してたってことはないよね？」
「演技ではない。
人形であったことは事実だ」
『人形』という言葉に、加州がわずかに眉をひそめた。
「じゃあ、主は呪術師なんかじゃないってやつのこと？
主は呪術師なんだよね？
俺を吹き飛ばしたり、傷を癒したり、本丸を直したりしてたじゃん。
ねえ、どういうこと？」
加州の混乱のために、Aはゆっくりと説明をした。
「呪術には、『呪術への信仰』が重要になる。
だが、私は傀儡だった。
だから、正統な『呪術』は使えない。
奴はそのことを知っていたのだろう」
「じゃあ、主人は本当は呪術師じゃ無いってこと？」
「いや、呪術師の内には入る。
入るが、それを認めたく無い奴らもいる。
それは、正統な術を継ぐ者たちだ。
私が使う呪術は、刻が移り変わるとともに生まれた、言わば異端の術。
常人には読解不可能な文字で記載され、特殊な練習をせねば、発声できない音で発音しなければ、呪いがかからない術だ。
簡単に言うと、言葉自体に霊力が込められいるんだ。
言霊を呪いとして使う。
それが、私の呪術だ」
加州は不思議そうに首を傾げた。
「前に、言葉や想いも呪いになるって三日月に聞いた。
主のは、そういうのとは違うってこと？」
「違うし、それは、本来は呪いとは言わない。
呪いのようにまとわりつくものではあるが、ほとんど、言われたことに対しての思い込みや、刷り込みなんかが、ほとんどだ。
呪いとは、本来、呪具を使わなければかけることはできない。
呪う相手の身代わりのもの。
つまり、媒介となるものが必要なんだ。
血液や髪の毛、爪、皮膚、写真、名前など。
それから、呪う道具。
呪符、蠱毒、祝詞、紙、蝋燭。
それらを揃え、性格な手順を踏まなければ、呪いはかからないし、最悪、自分にかかってしまうこともある」
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ブラッディ・ドリーマー(プロフ) - 面影草さん» ご指摘ありがとうございます！！修正しました！今後ともよろしくお願いします！ (2019年4月3日 0時) (
レス) id: 71334657d1 (このIDを非表示/違反報告)
面影草(プロフ) - 政府の役人の黒い部分が見えたり、主人公が感情を覚えてきたことでどんどん面白くなっていて引き込まれるものがあります。誤字だと思うのですが、66話の手元の紙が髪になってます。69話の我々が〜の部分が我々た〜になってますよ。これからも更新楽しみにしてます(^-^) (2019年3月29日 21時) (レス) id: 50c6120963 (このIDを非表示/違反報告)
ブラッディ・ドリーマー(プロフ) - 寧々さん» ありがとうございます(^^) (2019年2月23日 17時) (レス) id: 71334657d1 (このIDを非表示/違反報告)
寧々(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。続編頑張ってください。 (2019年2月23日 17時) (レス) id: 3564a3a532 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あき | 作者ホームページ：
作成日時：2019年2月23日 17時
