ごじゅうく ページ10
普段化粧をしなくても人の目を惹くAが、ベルモットに化粧をしてもらい、似合うドレスを見繕ってもらいそれを着て歩くとふさんの割り増しで人目を惹く。
それを気にすることなく堂々とヒールを履きこなし歩いていた。
それを見てバーボンこと降谷は
(昔からこう言うのは気にせず歩くよな。
確かなんだっけ『人目をこうやって惹くのは慣れちゃった。』だっけ?
でも、Aのあの姿を実を言うと独り占めしたいな。)
と考えていた。
それから対象に上手いこと近づき、部屋に潜り込むことができた。
城之内は彼女、Aが自分が握った組織のデータを破壊しにきたなんて微塵も思ってないだろう。
Aは人にぶつかりそのままちょっと体制が崩れ、持ってたワインを城之内の白いワイシャツにかけてしまったふりをして、シミを取らせてくれって言うことで城之内の部屋に入った。
洗面所を借り、一言も降谷に言わずに無事に潜入できたと、シミ抜きをしつつ城之内と会話しながら伝えた。
シミ抜きが終わり、Aは
「シミ抜き終わりました。
あと、紅茶を淹れてもよろしいでしょうか?」
「ああ、いいとも。ついでに俺のも頼んでもいいかな?」
「はい。」
これもAの作戦通りである。
この飲み物に、薬を入れ意識を落とすのである。
城之内を眠らせることに成功したら降谷ことバーボンを呼ぶ手筈になっている。
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作者名:なつ | 作成日時:2017年6月27日 22時