二度と離さない (ページ8)

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ごじゅうななページ8

ジンが言った通りベルモットは約2時間後くらいに迎えに来た。

ベルモットの運転であるホテルに向かい、ベルモットが予約していたと思われる部屋に入った。

すると数着のドレスと、アクセサリー、メイク道具が準備されていた。

ベルモットにドレスを選んでもらい、着ると、鏡の前に座らされてメイクが始まった。

「アイス、あなたは普段メイクしないわよね。

だから今回はいつもよりメイクをしましょ。」

といい、流石大人気女優と言うべきか素早く綺麗にメイクを仕上げた。

髪もドレスに合うように結ってもらい、ネックレスとピアスをつけて完成した。

「やっぱりこれが似合うわね。」

と言い、ベルモットは電話をかけた。

電話の相手は誰か分からなかったがすぐに切ったので用は済んだのだと判断した。

しばらくするとドアがノックされたので

ベルモットがドアを開きノックした人物を招き入れた。

「アイス迎えに来ました。」

「？バーボン？ありがとう。」

「じゃあ、アイス頑張って来なさい。」

「うん。」

「じゃあ行くわね。」

そう言いベルモットはアイスの肩を軽く叩き、バーボンに

「アイスを傷つけたら許さないから。」

と小声で耳打ちして部屋を後にした。