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「なッ！」
「ははははは！！いいねいいねぇ、東海林も言うじゃないかぁ！
それじゃあ東海林、俺についておいで」
「…はい。」
石倉くんの手を放し、先生の後ろへと歩いていく。
私を止めようとする人はいないが、逢沢くんは先生を止めたいようだった。
「もし景山の自 殺した原因がこのクラスの誰かだったら、そいつはどうなるんですか？」
私の一歩先を歩く先生は、皆の鞄と携帯が入った大きな袋を2つ持って、教室を出ていこうとする。
「…そうだなぁ。それなりの裁きは受けてもらうかな」
裁き、か。
ミコトさんならきっと、爆弾があったとしても先生を止めるだろう。
だけど私は、ミコトさんのように正しいことを正しいと言える人間じゃない。
「
そう言い残し、教室を出る先生の後をついて行った。
「小春！」
美術室に入ろうとしたら、ある人に声をかけられた。
「…さくら、どうしたの？」
「ちょっと、先生に言いたいことがあって…」
「…そう」
さくらが美術室に入ったのを見送り、私も美術室へと入った。
「っはぁ……東海林ー？友達を連れて来てもいいとは言ってないぞー？」
「あ、いや、違います！
私はただ話があって来たんです！東海林さんは関係ありません！」
さくらはそう言って否定した。
先生の前では私のことは名字で呼んでいるんだ。初めて知った。
「何で私なんですか？」
「茅野は景山の友達だろう。」
「…違います。友達なのは東海林さんです。
私なんか、友達じゃないです。貰った手紙にもそう書かれてました。」
「…さくら……」
もし私に痛みがあるなら、聞きたくなかったのかもしれない。
……そういえば、似たようなことをお姉ちゃんとミコトさんから聞いたことがある。
「何で手紙だったんだろうな。」
「え？」
「とりあえず他の誰でもない茅野、お前が答えるんだ。東海林、おいで。」
「…はぁ」
先生に誘導される。隣を見れば、さくらが心配そうに見つめているのが分かる。
だけど、私は見ないふりをして準備室へと入った。
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蒼炎 - アンナチュラルも3年A組も好きなドラマだったので、続きが気になります！更新待ってます！ (2020年1月12日 22時) (
レス) id: 874e279780 (このIDを非表示/違反報告)
Yui(プロフ) - 続き気になります！更新待ってます！ (2019年12月3日 4時) (レス) id: 7c69be82b3 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませていただいてます！更新、待ってます！！ (2019年5月5日 16時) (レス) id: d785c31dd6 (このIDを非表示/違反報告)
中原三日月(プロフ) - 主人公が私の好みです！更新頑張ってください！ (2019年4月24日 20時) (レス) id: f8510eae2e (このIDを非表示/違反報告)
かれーこ - このお話好きです！更新頑張ってください！ (2019年3月24日 17時) (レス) id: 6209d012cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無音
| 作成日時：2019年3月24日 6時
