八十九バカ ページ11
瀬尾くんの気持ちは、痛いほど分かる。
私達のやってることは、一時の正義感なんじゃないのかって。
兵頭「おい、諏訪。お前何を知ってんだよ？
警察に盾突いてまで、此処に残る理由を、お前は知ってんのか？」
兵頭くんが、いつの間にか美術室に来ていた諏訪ちゃんに詰寄る。
兵頭「おい、答えろ」
諏訪「私は…」
諏訪ちゃんと目が合った。
彼女の表情は…今すぐにでも泣きそうだった。
諏訪「…何も知らない」
兵頭「ほーら見ろ！俺達が残ってもな、意味ねえんだよ！」
『諏訪ちゃん…わぶっ!?』
諏訪ちゃんの元へ行こうとするも、再び言い合いが始まってもみくちゃにされる。
どうしよう…このままじゃ…
逢沢「おい！！警察が突入した！！」
私の不安が的中した。
逢沢くんのその言葉で全員の焦りをより悪化させるだけだった。
甲斐「これを押せばいいんだろっ！！」
『甲斐くん!?何してんの!?』
甲斐くんの手には、リモコンが握られていた。
瀬尾「やめろぉ！！」
兵頭「それを押したら引き返せなくなるぞ！！」
甲斐「うるせぇ！！」
甲斐くんが震える手でリモコンのボタンに手をかける。
＿＿その時、美術室の扉が開いた。
『ぶっきー、せんせい……』
茅野に肩を持ってもらっているせんせいがいた。
柊「お前がボタンを押す必要はない。汚れ役は俺だけで十分だ。」
宇佐美「ぶっきー大丈夫なの…？」
柊「何とかね。甲斐、
せんせいはそう言って甲斐くんに手を伸ばす。
甲斐くんはそれに従い、リモコンを……投げた。
『馬鹿！甲斐くんあれある意味爆弾だから！！馬鹿！！』
柊「そうだそうだ！もっと慎重に扱え！
……さてと、俺の話は、どこまで伝わってる？」
宇佐美「大体把握してると思うけど…」
柊「そうか…」
せんせいはそう言って、手を挙げた。
柊「此処から、出たい者」
せんせいがそう聞けば、ちらほらと手を挙げる人がいた。
そしてそれは…瀬尾くんもだった。
柊「そうか。分かった。
……じゃあ話し合いを始める前に、諏訪が何の情報を持っているのか、それを確かめてから」
諏訪「だから知らないって言ってんでしょ!?」
自分の鞄を叩きつけてまで、自分は何も知らないと言い張る諏訪ちゃん。
その大きな瞳をつり上げ、先生を睨んでいた。
柊「そんなに喜志が怖いか？
それとも……喜志のおかげで手に入れた名声を失うのが怖いか？」
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ソラ(プロフ) - 里見くんの落ちがいいです…！ (2019年2月18日 20時) (
レス) id: 06b27bfe9b (このIDを非表示/違反報告)
TWICE Nayeon Love - 落ちは何パターンか作ったらどうですか？この人がオチなら○話、この人がオチなら○話みたいな感じで！自分はできればそうして欲しいです！(諏訪ちゃんとくっつけて欲しい……) (2019年2月17日 23時) (レス) id: 32b32150a5 (このIDを非表示/違反報告)
momoko31basukem(プロフ) - コメント失礼します！かいくんに決まりそうですが、どうしても里見くんのオチが見たいです泣なので、もし作者様のお時間に余裕があれば、かいくんのオチが終わったあとに里見くんのオチも書いていただけたらな…と思っています！厚かましくてすみません！ (2019年2月16日 19時) (レス) id: 35ffdb5014 (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - 私の推しは里見くんですが誰でも…！ (2019年2月16日 10時) (レス) id: 43fbbe1d59 (このIDを非表示/違反報告)
Tomorrow(プロフ) - 落ちアンケートの件ですが、作者様のお気持ちにお任せします｡作者様の意見にも共感する所が多々あります。なので,作者様らしく作品を作っていけばいいと私は思います。日本語おかしいけどすみません笑 (2019年2月15日 22時) (レス) id: aeb26b76f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無音
| 作成日時：2019年2月4日 0時
