【刀剣乱舞】私と君の乗っ取り大作戦！

拾#香澄視点 ページ10

香澄「ｷｨｨｨ何なんですかアイツら！四葉さんのおかげでこの本丸は保たれてるっていうのにいったい何様なんですかアイツらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」

四葉「うるさいぞ、香澄！」

香澄「ごめんなさい！！」


離の自室の戻ってきて早々、ブチ切れながら枕を猪木ﾎﾞﾝﾊﾞｲｴした。四葉さんに怒られた。


香澄「うちの家は正義感が強いんです。それはもう強すぎるんです。強すぎるが故に、陰湿なことが大嫌いな脳筋なんです。よって私は悪くありません」

四葉「陰湿なことは私も嫌いだ！けど枕さんに八つ当たりするのはよくないと思うぞ！」

香澄「ごめんなさい！！」


またも正論を言われ謝った。ちなみに枕を枕さんと言う四葉さん可愛いなと思ったのは内緒だ。


四葉「それにもし君が彼処でとやかく言ったら、私の味方だと認識されて君にも手を出されていたかもしれないぞ？」


今もなお怒る四葉さんは、まるで諌めるような、子供に「ダメだよ〜」と言い聞かせるような顔をしていた。



香澄「けれど…暴言吐かれてる四葉さんに何も出来ないなんて…」

四葉「けどじゃない。もしそれで命を落としたらそれこそ本末転倒だ。


何より、私を庇って死ぬなんて私が許さん。




君たちは未来の主戦力である以前に、たった一つの尊い命を持つ人間なんだ！もっと大切にしてほしい！！」


この人は人間性まで完璧なのか…！
にぱーっと笑う四葉さんに、私の心はズキュンッと鷲掴みにされた。

何でこんな素晴らしい人に対してあんなことが言えるのか刀剣達が不思議すぎる。


この人は、幸せになるべき人なのに……




香澄「四葉さんが主だったらいいのに…」


ぽつりと呟いて、淡く消える言葉



四葉「ふむ、ではなろう！」


……のはずだった。

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