【刀剣乱舞】楽屋雀、いざ参らん (ページ6)

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三話*《楽屋雀》の店員たち~後編~ ページ6

此岸「月光(げっこう)と花苗(かなえ)は出陣、
仇花(あだばな)は遠征の帰りか。

新人だ。ほら馬鹿女、早く自己紹介して。」

『ちょ、馬鹿女って何ですか!?
もっと他の言葉があったんじゃ…!』

此岸「新人ごときに時間なんざないよ。
自己紹介しろ。借金…1000万にするよ?」

こ、この悪魔男め～!(泣)

『新人のAと申します!前は見習いをしてました!
こっちは近侍のまんばちゃんです!
これからよろしくお願いします!』

山姥切「山姥切国広だ。よろしく頼む。」

二人揃って礼をすると、
一人の男の人が近寄ってきた。

「へぇ～これまた可愛い子連れてきたね～」

『か、可愛い…!?//』

「うん!目ぱっちりだしお肌すべすべだし!
いいねいいねぇ～!

…食べちゃいたい」

『～っ!///』

耳元で息たっぷりのいい声で囁かれました…
この人、ホストか何かなんですか…!?

山姥切「おい。主にちょっかいを出すな…!」睨

「あーごめんごめん!許してまんばくん!

俺は月光。近侍は今はいないけど明石国行。
実は男色好み。よろしくね。」

『だんしょ…?』

山姥切「主には一生関係ない単語だ。
知らなくていい。」

『そ、そう…?』

まんばちゃん、顔怖いよ?
めっちゃ月光さん睨んでるよ…?

「ようこそ、新人ちゃん!私は花苗!花に苗で花苗ね!
近侍はこの前田藤四郎よ!よろしく!」

前田「前田藤四郎と申します!
主君共々、よろしくお願いします!」

花苗さんはとても優しそうなお姉さん。
だけど…

『前田君、その…右目…』

前田君の右目は、眼帯で隠れていた。
そしてその周りには、火傷の痕が痛々しく残っている。

前田「っ!」

花苗「…やっぱり触れちゃうか。

私の前田は、元々ブラック本丸の出なの。
で、その時に右目を…」

『す、すみません!無神経なこと聞いて…』

花苗「…気にしないでもいいわ。
いつかは知る事だったもの。ね、前田」

前田「はい!」

花苗さんと前田君は笑っていた。
…悪い事聞いちゃったな。

そして、月光さんの隣にいる男の子は…

「仇花。専門は戦闘。
近侍はコイツ、三日月宗近。よろしく。」

三日月「三日月宗近だ。よろしく頼むぞ。」

と、淡々と言った。
そして、三日月さんなんだけど…

『髪が長い…』

仇花「俺の三日月も、お前んとこの切国と
同じ【亜種】だ。ていうか…

.

此処にいる刀剣男士は皆【亜種】だ。」

『え…!?』