二十五話*新たな【亜種】 ページ28
『え!?うそ、眩しっ…!』
山姥切「主!?」
刀に光が集まっていく。
その光は、徐々に人の形を成してゆく。
…店員の皆さんは、何故か微妙な顔をしていた。
雪音「ありゃードロップしちゃったかぁ…」
花苗「店長、まさか…」
此岸「初めてとはいえ容赦はしない。
.
《楽屋雀》はドロップ厳禁!
よって罰金10万!借金に追加すんぞ!」
『えええええええええ!?』
三日月「店長よ、新人にはちと厳しいんじゃないのか?もう少し優しく…」
此岸「もう腰に効くマッサージしてあげないよ、おじいちゃん♡」
三日月「…いや、何でもない。」
味方してくれた三日月さんが、あっさり裏切った。
私<マッサージなんですか!?人権とは!?
陸奥守「おっ、刀が人になるがかよ!」
陸奥守さんが指さした所を見る。
…そこには刀しかなかったはずなのに、
一人の男の人が立っていた。
「…こ、こは……」
長めの睫毛を揺らしながら、瞬きをしている。
薄い青の長い髪を粗めに束ねているのが印象的だ。
『貴方は…誰…?』
「僕ですか?
.
.
宗三。宗三左文字。
今川義元様ご自慢の愛刀さ。よろしく。」
そう言って宗三さんは、 私の手の甲にキスをした。
『へ、へあっ!?////』
宗三「顔真っ赤。初心なんだね、君…可愛い。」
山姥切/此岸「「待て待て待て待て!!」」
此岸さんが宗三さんの首根っこを掴んで引き剥がし、
私はまんばちゃんに守られるように抱き寄せられた。
此岸「…お前は本当に宗三左文字か?
俺の知ってる宗三左文字は真っピンクだし、俺以上に毒を吐く奴だぞ。」
宗三「うん。僕は宗三左文字さ。
よろしくね、僕の新しい主。」
私が見つけた刀剣は…
此岸「…コイツは、【亜種】だ。」
また【亜種】だった。
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春野 - 宗三さん………!? 更新頑張って下さい! (2017年3月29日 23時) (レス) id: 7d48e48cfd (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 凄く更新早いですね!!個人的にまんばちゃんがとても好きです!! (2016年12月9日 6時) (レス) id: 35371bcf98 (このIDを非表示/違反報告)
ココアサイダー(プロフ) - 未来さん» ありがとうございます!これからも頑張っていきます! (2016年12月7日 20時) (レス) id: 57b0e4cf21 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 更新頑張ってください!! (2016年12月7日 18時) (レス) id: 35371bcf98 (このIDを非表示/違反報告)
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