【刀剣乱舞】楽屋雀、いざ参らん

十八話*雪音ちゃん ページ21

此岸「馬鹿女、」


今日も朝から店の掃除をしていたら、
此岸さんのこの言い草。認めない。





『だから馬鹿女って呼ばないでください!私には
ちゃんとAって名前がありますっ!で、何ですか!』


私が振り回した熊手を華麗に避けた此岸さんは、




此岸「お前今日から暫く店の売り子な。
レジ打ちとかそういうのは雪音に聞け。
あと寝るなら俺の分の書類終わらせてから寝ろ。」

『へ!?』





じゃあよろしくー、と手を振って行ってしまった。




此岸さんの言葉を理解した結果、



『書類ぐらい自分でやれぇぇぇぇぇぇ!!』




《楽屋雀》中に私の怒号が響いた。




＊* ＊* ＊*

雪音「あははっ!てんちょー相変わらずだなぁー!」


売り子用の袴に着替え、
私の髪を結ってくれる雪音さんは笑っていた。




『笑い事じゃないですよ雪音さん〜…』

雪音「雪音でいいよ!あとタメでおっけー!
Aちゃんはもう《楽屋雀》の一員でしょ?だったら仲良くしよっ!」

『じゃあ…雪音ちゃん?』




そう呼ぶと雪音ちゃんは、嬉しそうに笑っていた。





雪音「えへへっ、なんか新しいお姉ちゃんが出来たみたい!ね、むっちゃん!」

陸奥守「主に友達が出来て、わしは嬉しいがよ!
のう、山姥切!」

山姥切「っ!?あ、あぁ…」

陸奥守「まだ固いのう!仲間同士、仲良うせんといかんちや!」

山姥切「え、あ、主…!」



まんばちゃん、目で助けを求めてるw
可愛いw





雪音「じゃあまずレジ打ちから教えるよー!
ビシバシ鍛えてくから覚悟してね、Aちゃん!」

『分かった雪音ちゃん!私頑張る!』

陸奥守「わしらは売り物を並べるぜよ!」

山姥切「あ、あぁ…」

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