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＊
『A…？』
先程の私を起こした大きな声とは裏腹に、少し控えめな声
「壱馬」
彼は、ベットの縁に腰をかけた
仕事から帰ってきて、シャワーで血を落としてきたのだろう
下半身のみ服を着ていて、彼の髪の毛も湿っていた
外もいつの間にか夜相応に暗くなっていた
・
『また、見たか？』
「…ぅん。でも、大丈夫」
彼は私の頬に手を添える
夢の中で味わい、今も尚残り続ける暗い気持ちが、触れた肌から少しずつ溶けていくように感じた
こちらを見つめるその瞳の奥は、比類ないほど優しく、そして熱かった
彼が醸し出し、私を包み込んでくれる、目に見えぬ光のような、熱のようなものに、すがることを我慢できない
・
「いつもの…」
いつの間にか、私も手をゆっくりと彼へ伸ばし、彼の髪の毛に指を絡ませていた
北人さんに目立つからやめとけと言われたのに、彼は髪の毛をシルバーに変えた
少し視界が悪いこの部屋でも、その髪色がキラキラとして見えた
・
『…』
「お願い…」
彼はその言葉を聞くと、私の肩に手を置き、グッと力を入れ、私をベットに押し倒す
そのまま腰の辺りに跨り、私へと顔を近づけた
「んっ…」
触れた唇から全てが溶けだしていく
「ぅっ…ふぅ…」
不意に逃げてしまう私の舌を、彼はいとも簡単に絡めとる
快感が体をかけ上ると共に、触れ合う全てのところから、まるで浄化されていくような感覚も身に感じた
ﾁｭっと短いリップ音が鳴り、唇が離されると、ワンピースの裾に手をかけ、一気に上半身から腕にかけて引き上げた
そのまま私の体からワンピースを引き剥がすと、ベットの脇へと放り投げる
そして息を着く間も与えぬかのように、再び唇が重なり合った
「＿＿＿＿＿＿＿壱馬っ…」
『はぁっ…』
彼の吐息が漏れる度に、奥底が疼いた
私は彼の首に巻き付けていた腕を外し、彼の首筋から腰へ指先を走らせ、そのまま下半身のベルトに手をかけた
その間彼は、私の唇に快感を与え続けた
・
・
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
欲望を互いにぶつけ合い、愛し合い、またぶつけ合う
大きく響き渡る、乾いた音と湿った音が、何もかも狂わせていった
そして、私の目に映る彼のその姿は、この世の何よりも妖しく、淫らだった
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M谷(プロフ) - Kazumiさん» 初めまして☺️嬉しいコメントありがとうございます😭✨幸せな限りです…！！！！Xの方もありがとうございます🙇🏻😭 (3月8日 16時) (
レス) id: bca9528b90 (このIDを非表示/違反報告)
Kazumi(プロフ) - 初めまして。だいぶ前にこのお話に出会いこのお話が大好きでちょっと前に思い出しまた初めから読み直しました！お話がずっと続いていっててすごく嬉しいです。また更新されるのを楽しみにしています。Xもフォローさせて頂きました。よろしくお願いします。（ナゲット） (3月5日 20時) (レス) @page38 id: bbb389360d (このIDを非表示/違反報告)
M谷(プロフ) - ぱるさん» うわぁ😭いつもありがとうございます！！少しでも間隔あかないように合間時間で頑張りますね💪やっぱり助けに来てくれる🐺さんはかっこいいですよね✨めちゃめちゃ参考にさせていただきます👍 (2月25日 20時) (レス) id: bca9528b90 (このIDを非表示/違反報告)
M谷(プロフ) - 和娘米さん» いつもありがとうございます😭なんともお優しい…、脳みそをお貸しいただきありがとうございます、！！！イチャイチャになります！！個人的に夢主ちゃんが🐺に膝枕でもいいのかなとか妄想したり…笑♡ (2月25日 20時) (レス) id: bca9528b90 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる - いつも拝見しています！本当に、1週間に1度とかで大丈夫なので、長期間途切れないで欲しいです🥺 リクエストで、夢主ちゃん神谷にやられて攫われて壱馬助けに来て欲しいです！撃たれるとかも入れてくれたら喜びます… (2月25日 5時) (レス) id: 09c39d39ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M谷
| 作成日時：2023年1月29日 8時
