掴み取れ、強さを。【TOKYO MER】 (ページ42)

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愛なんだ_s.T ページ42

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中に入ってった先輩と、千住さん

喜多見チーフと音羽先生も一緒に出てきたけど、

先輩が、喜多見チーフに抱えられて出てきた。

「夏梅さん、千住さんの肩診てください、比奈先生、A先生に点滴うってあげて」

「はい」

建物は、倒壊、上の階が半焼して、それが崩れた。

まだ、怪我人が結構いて、その対応に追われる。

「A先生！大丈夫ですか？」

『うーん……ごめん頭痛くて…………』

倒れた？なんて比奈先生に聞いてる。

TO1の後ろで点滴して、目が覚めたらしい。

先輩、大丈夫ですかって聞こうとした

けど、聞けなかった。

『おぅ〜、尚くん大丈夫？』

「すぐ倒れんの、ほんとにやめてくれ」

『ごめんなさいね、私気管強くないもんで』

口が開いたまま塞がらない。

「……………………冬木先生、やっぱあの二人付き合ってたんですね……」

「ですね、音羽先生も蓮見先生も指輪してるみたいですし」

「え！？マジすか！！？」

「A先生、指になにかついてるのに慣れないらしくて、結構外して持ち歩いてますけど。」

「え、意味無い……先輩らしいけど……」

『ほら、音羽先生。まだ仕事終わってない』

「ん」

えぇ〜！！何あれぇ！！！！

「(やばくね？)」

「(やばい)」

そんなアイコンタクトをした。

『オラ、元一立てよ』

「先輩、俺先輩に一生ついてきます！！」

『それはヤダ笑笑』

こんな先輩が恋愛するなんて……

俺は正直めちゃめちゃ感動してる