検索窓
今日:5 hit、昨日:29 hit、合計:86,172 hit

拗れた関係 ページ34






A先生が上崎先生を離した。




『あなたが奥さんと別れても別れなくても私は上崎先生の後輩です。それ以上、それ以下でもないでしょう』




「…また、明日話をしましょうか」





『なにを話すんです…?』





そう言って上崎先生は離れていった





『みなさん中にいたんですか、言ってくださいよ』



「言えるかい!先輩。既婚者ハンター?」



『うるさい、上崎先生とそんな仲良くなった覚えはない。』



「A先生、人気すぎませんか」



「既婚者をも、打ち抜いてしまう……」



『辞めてくださいよ』



そう言いながら、
A先生は机に向かってパソコンを触っている
いかにも、恋愛沙汰に興味は一切ないというように。



「明日話するってなんの話でしょうか」


『さぁ、できるだけ仕事に支障をきたさない程度の話なら全然いんですけどね。』


「ほんとに仕事にまっすぐですね」


『そんなの昔から知ってるでしょ、音羽先生』



昔は、危ないくらい仕事に一直線で、罪悪感というものを仕事でかき消していた。けど、今は違う。海外から帰ってきたA先生は



「先輩も一緒に洗車手伝ってくださーい!!」



『おっけい、着替えてくる』



徳丸くんとA先生が出て行く。



「そういえば、徳丸くんってA先生が好きとかないのかなぁ」




「いや、あそこは恋人ってより姉弟じゃないですか?」



「確かに…なんか徳丸さん犬みたいな…」






「じゃぁ4角関係かな、やっぱり」




「4角関係?なんの話ですか?」




喜多見チーフがそう聞くと、
いいえ、何にも。とはぐらかす。








「…でもこっちもなぁ…」




「早くどっかくっつかないかなぁ、結婚式とかやるならどんなんだろ…」



「絶対蓮見先生可愛いですよね」




どこまで勝手に話が進んでるんだ。

事件発生→←恋愛争奪戦_s.O



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
285人がお気に入り
設定タグ:TOKYOMER , 音羽尚 , 徳丸元一
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Lerian | 作成日時:2021年9月23日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。