あの青い春_s.K ページ14
■
『お邪魔しま〜す』
「A先生、いらっしゃい。」
「蓮見先生こんにちは!!」
『お二人共、すいません遅れちゃって……』
「全然平気ですよ!」
優しさで溢れるこの空間。
沁みます。と入ってきたA先生。
徳丸くんの先輩で、
最近仲良くなった。
涼香と歳も近いし、2人も仲良さそうで微笑ましい
「さ、蓮見先生座って下さい」
「徳丸くんがいつもA先生の話してますよ」
『……それ音羽先生からも聞きました、あいつどんな話してます?』
「先輩いっつも強いんですよ。先輩達は俺の事メカオタっていじるくせに、他の奴がいじってそれが酷かったりすると絶対助けに来てくれたんです」
「ほんと、あの人は根っからの努力家なんです」
「ホントの姉みたいな感じですよ、あの人正月俺の実家に帰ってきますから」
思い浮かぶのは、楽しそうに話す徳丸くん。
「いつも、ホントの姉みたいだって言ってますよ」
『そうですか、そう言われるとほんとに姉になったみたい。本人には絶対言えないですけどね』
「わっ!!!」
「ちょっ!おい!俺めっちゃ濡れたんだけど」
「ごめんっ!お兄ちゃん!!!今拭くから!!」
すいません、騒がしくて。
いつもこんななんですと話ながら、水を拭く
『こういう、明るいお家は大好きです』
「そりゃよかった」
「A先生家近いんですよね?いつでも来てください」
『ほんとですか?そんなこと言われるとほんとに毎日行っちゃいますよ』
「蓮見先生おうちどこなんですか?」
『ほんと、ここから徒歩2分です。あのメゾットタイプのマンション並んでるとこ』
「近っ!!!」
「え、そんな近いんですか?」
『私もほんと、びっくりです。最近引っ越してきたんですけどね』
それから、たくさん笑って、
色んな話をした。
「A先生、海外にも詳しいんですね」
『世界は意外と広いんですよね、知らないは勿体無いじゃないですか』
287人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Lerian | 作成日時:2021年9月23日 20時