掴み取れ、強さを。【TOKYO MER】 (ページ11)

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時代錯誤の考えページ11

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「あ！ちょっ！！先輩発見！来てください！！！」

『あーやだやだ先輩は忙しいから』

「とか言ってその手にはいつものゼリーとようかんじゃないですか。それ持ってる時の先輩は暇です！来てください！筋トレしてる喜多見チーフいますよ」

『なんだって？』

「うわ、筋肉オタク！！」

『うるさいメカオタ！！』

ヘッドロックしようとしたら、避けられて、

連行された。

「お、A先生じゃないですか。その後元気でしたか？」

皆さんとはエレベーターの一件以来だ。

『おかげさまで。』

また、来てしまった。
もうすぐ定時でみんな出動もなかったのか
プチお茶会みたいになってる。

『そのダンベルカールで上腕二頭筋が出来上がってるんですね……すごい』

というか、絶対ぴちぃっとした白T着て欲しい

似合うと思う

「そんなに眺められると照れますねぇ」

『いつまでも眺めてられますね……眼福です』

「俺は、いや俺達は先輩に聞きたいことがある」

『なに、どうしたの』

「先輩、うちの音羽先生とどういう関係なんですか！」

「わたし、最近一緒にいるところよくみます！」

「音羽先生も楽しそうに話してましたもんねぇ」

「私も見ました！」

「私も見た」

最近……………………

『音羽先生〜、辛い……辛すぎる……休みをください医療従事者に。』

『あ、音羽先生ゼリーくれるんですか？ありがとうございます〜』

『…でも、ちょっと負けそう。なんちゃって言ってみたり』

だから、友達がする会話ではないのよ。
音羽先生のが年上だと思うんだけどめちゃくちゃ
タメ語の時あるし。

申し訳ないとは思ってない。

『音羽先生めちゃくちゃ話合うんですよねぇ、
ほら。ダチ……？みたいな。』

「ダチとか今どき言いませんよ。時代錯誤もいいとこです」