意見の尊重 ページ9
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「ん?なに?」
「津美紀の熱がひどなってもたらしい。Aさんと今から緊急病院に連れて行くねん。俺も運転手でついて行く」
『眞矢、津美紀抱っこしたって』
「俺も行く!!!」
「なにいってんねん、夜遅いで、明日学校やろ」
『そやな、夜おそなったら起きられんのちゃう?』
「だって家誰もいなくなる」
「おじさんたちおるで?」
ただ、その時は、
津美紀もAさんも
眞矢も居なくなるということが嫌だった。
「お、恵くん夜更かしか?」
「……」
俺は、Aさんたちについていきたかった。
『なんや不服そうな顔せんで、まぁええわ。恵も心配なんやろ、連れてったろ』
「わかりました」
『すいません、1人誰かついてきてもらえませんか?』
「あぁ、なら俺行きますよ」
『賢治さん、ありがとうございます。運転私がやるんで恵見といたってください』
そうして、深夜に病院へ行った。
でも、俺が次起きたのは自分のベッドの上。
「眞矢、眞矢」
「あ?起きたんか、お前ついてきたい言ったわりには爆睡やったんやで」
眞矢は、俺を運んでそのまま隣で寝たらしい。
『おはよう、ぐっすり寝れたみたいやな、用意しぃや学校やで』
「おはよう。津美紀は?」
『まだちょっとしんどそうやな。起きたらゼリーでも持ってくわ。恵も眞矢と一緒に朝ごはん食べてき』
リビングにいって、
イングリッシュマフィンを食べた
「おっはよ!!A迎えにきたよーん」
『げ、なんでいつも起きへんくせに約束してる時だけ早いねん』
「今日は任務秒で終わらせる約束じゃん?僕もう秒で終わらせてきたからA迎えにきた」
『まだ6時なったとこやねんけど』
半ギレのAさんに、
五条さんが僕も朝ごはんちょうだい〜って。
『はい、文句は受け付けへんからな』
「お腹すいてたんだよね〜」
ここは不定期で多くの人が出入りしてるから、
ご飯とか一回に作る量が普通じゃない。
朝だって騒がしかった。
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作者名:Lerian | 作成日時:2023年1月12日 1時