どんなに頑張っても睡魔には負ける【ツイステ】【両性主】

睡魔と決闘 ページ32

今日､ついに､決闘の日｡

何か､起こる予感｡

もし､最悪の事態になってしまったら｡
もし､危惧した事が起こってしまったら｡

俺は､どうすれば良いかな｡


＿＿＿
ハーツラビュルでは､既に噂がたっていた｡
正気じゃない､とか､どうせ5秒で終わる､とか｡
すっっごい舐められてんじゃん彼奴ら｡
それだけローズハートが強いって事か｡
あ､なんでオンボロ寮の俺がいるかって言うと､ローズハートにもエーデュースにも誘われたから｡そこまで言われちゃ行くしかないじゃん｡

＿ハーツラビュル寮､薔薇の迷路にて

ここで決闘が行われるのか…｡
あ､ダイヤモンド先輩達｡
貴｢こんにちは｣
ケ｢あ､Aちゃん!ね､どう思う?!エースちゃん達がリドル君に決闘挑むの!｣
どう､って…｡
貴｢まぁ､無謀だな､って｡多分､いや確実に負けるだろうし｣
ケ｢だよね､やっぱ無謀だよね!｣
ト｢一応止めはしたんだがな…｣
貴｢きっと何か面倒なことが起こる､気がします｣
うわ､二人ともやっぱりなって顔してる｡

本当に､何か悪い予感がする｡
お願いだから､何事も無く無事終わってくれよ｡

ロ｢君たちが僕に挑むと聞いて耳を疑ったよ｡
本気で言ってるの?｣
やっぱり舐められてんなー｡
俺も耳疑ったけど｡
エ｢当たり前だろ?!｣
エース､先輩には敬語｡
デ｢冗談で決闘を挑んだりしません｣
ロ｢フン､まぁいいや｡さっさと終わらせるよ｣


ケ｢リドル君､今日の午後のお茶用意どうする?｣
ロ｢愚問だね､ボクのお茶の時間は毎日キッカリ16時ってルールで決まっているんだ｣
といってももう15時30分過ぎ｡
エース達に時間をかけるつもりは無いみたいだね｡ローズハートの実力じゃきっと瞬殺だろうな｡
ロ｢そういうわけだからボクには時間がないんだ｡一人ずつ相手するのは面倒だし､二人まとめてかかっておいで｣
周りの寮生達はやはり寮長を支持する｡
ま､そうだよね､俺が寮生だったらそうするもん｡
悪｢酷いよ皆っ!どうして私達を応援してくれないの?!｣
エーデュースとグリムも怒ってたけど､彩チャンの声を聞いたら若干スンッてしてた｡
もしかして彩チャンの事苦手なのかな｡
ロ｢学園長､決闘開始の合図を｣
烏が持ってる鏡が地面に落ちて割れたら初めらしい｡
破片で怪我とかしないのかな｡
ｸﾛ｢コホン､では…｣


パリーーンｯｯｯ


ｸﾛ｢レディ､ファイッ｣

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