『ハイキュー』影山君とインドア少女

テスト勉強：カゲヤマside ページ8

いつも手ぶらの俺だが、今日は数学の教科書を持ってきた

貴「トービオ！こっちこっち、今日はここ！」

Aは、テーブルの上に教科書を出してイスに座っていた

さすがに暗いと出来ないので、カーテンを閉め切って電気をつけていた

やっぱり、カワイイと改めて思った

影山「お、おぉ・・・」

あー・・・勉強、かったりぃ・・・

貴「んじゃ、始めよっか！」

・

・

勉強し始めてから３０分たった

Aについて新たに分かったことがあった

勉強では、結構厳しい

すっげースパルタだった

よし、勉強中の１部を紹介しよう

「あ、ほらそこ！また単位忘れてる！」
「だから、そこはＸに代入するんだってば！」
「また間違えてる！カッコの前にマイナスがあるんだから、マイナス同士でプラスになるの！」
「もう！なんでＸとＹを合わせちゃうの！？ＸとＹは別物なんだから！合わせちゃだめ！」

確かに、教えてもらっても覚えない俺が悪いがさすがにこれは少し凹む

でも、１問解けるたびに

貴「そうそう、正解！さすがトビオ！」

なんて言って笑うもんだからなんか全部がどうでも良くなる

アメとムチを使い分けてる・・・

でも、一つだけスゲー傷ついた言葉があった

貴「これ、全部中学１年の復習だよ？本当にトビオって馬鹿なんだねぇ」

・・・泣いてもいいか？

・
さらに２０分後

貴「じゃ、今日はこのくらいにしようか」

やっと終わった・・・疲れた・・・

貴「それでは、最後に小テストしまーす」

・・・は！？

貴「大丈夫、今やったところと問題ほとんど同じだから！」

ま、いいか

で、点数はどうだったかって？

１０点満点中、４点

俺にしては出来た方だと思う

貴「うん、頑張った！でも、せめて半分はいって欲しかったなぁ。家に帰っても、時間があったら復習してね！明日は国語でっす！」

影山「おう」

貴「あ、ちょっと待って！」

もう帰ろうと、席を立ったときに声をかけられた

貴「はい、アメちゃん！レモンスカッシュ味だよ！」

・・・大阪のオバちゃんか

でも、なんか嬉しかった

影山「サンキュ。明日もよろしくな」

貴「うん、バイバイ！」

テストまで、２週間をきっていた

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