ウラハナコトバ〔1〕 ページ1
【おやすみなさい、僕の可愛い可愛い・・・・
お花たち。】
一人の少年が目を瞑りながら花に呼びかける。
花たちはその声を聞き、綺麗に咲く。
その綺麗な花がゾッとする花言葉を持っているとは知らずに。
彼の名はポートマフィア最年少幹部、
恵まれない異能力の持ち主だ。
え、知りたいか?
異能力《華ノ裏言葉》
自分がもって念を込めた花を対象に渡せば
裏花言葉が発動し人を呪いコロすことも可能という異能だ。
【あれ、
【・・あ゛?】
少年・・・厭、冬弥の言葉に中也は耳を疑った。
自分が禁句とする“小さい”だったからだ。
【俺は中也だ・・・太宰のばかに教えてもらったのかしんねえが、
イラつく・・・。】
そう怨念込めながら云うと、
【自分で今考えた】
キョトン顔で冬弥はさりげなく、
自分が揶揄いたかったのだと暴露するような言い方をした。
ムキィーーーーッと怒り出す中也をおいて、
冬弥は次のターゲットの場所に行った。
ダリアの花・・・・・
“裏切り”を手に持って。
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ダリアにももちろんいい言葉はあるんですよ。
「華麗」「優美」「気品」「栄華」
というね。
ジョセフィーヌは庭でダリアを育てていましたが、ある貴族が球根を分けて欲しいと言ったところ、ジョセフィーヌはそれを断りました。そこで貴族はジョセフィーヌの庭師に球根を盗ませました。
球根は貴族の庭で見事に花を咲かせ、それに怒ったジョセフィーヌは庭師を解雇し貴族を追放した・・・。
こんな話があるので、気をつけましょうね。
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愛河哀華@夢咲声奈(泉玲)と相方(プロフ) - すっごく面白いです!続きの更新、楽しみに待ってます! (5月3日 13時) (レス) @page1 id: e9f86c8378 (このIDを非表示/違反報告)
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