臆病者は最強と並ぶ 2

23 ページ23

夏油「…悟」

五条「！！傑！」

女「え？誰ぇ、悟」

五条「お前は黙っとけ」

女「えっ…う、うん」

夏油「見損なったよ。まさかAを泣かせるような事をするなんて」

五条「…」

夏油「泣いていたよ。あそこまで大きな声を出して泣いてる所は見た事がなかった」

五条「なっ…Aに見られてたのか…？！」

夏油「バッチリな。皆物凄く怒ってたよ。帰ってきたらボコるって」

五条「なっ…ち、違うんだよ！！コイツはっ…」

女「ちょっと悟、何が違うのよ！！そろそろ奥さんと別れるって言ってたじゃない！」

夏油「まさかそこまでとは…君に任せた私がバカだった」

五条「まっ、傑！！」

バシッ

五条「いっ…」

夏油「金輪際、Aに近づかないでくれ」

五条「ま…」

女「んー…なんかよく分からないけど、行こ♡」

五条「は？お前みたいなブスと誰がどこに行くんだよ。クソが」

女「はぁ？！アンタねぇ…」

五条「くっつくんじゃねぇよ。きしょい」

ダッ

女「ちょっ…まっ…」

五条「A、A…！」


夏油「ただいま、皆」

七海「どうでしたか？」

夏油「まだ女と一緒にいたよ。Aに近づくなとは言ってあるが、恐らく会いに来るだろうね」

灰原「今日からしばらくはみんなで宿舎に泊まろうってなってます」

夏油「あぁ、そういえば大部屋があったね」

七海「その奥にその部屋よりは小さい部屋もあるので、そこにAと2、3人をいさせます」

夏油「分かった」

24→←22

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す