臆病者は最強と並ぶ 2

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夏油「やあA。元気そうだね」

A「夏油さん！こんにちは！」

夏油「こんにちは。体術訓練かな？」

A「はい！そうです！とは言っても、2人とも強いので教えることないんですけどね」

真希「おいA」

A「はいっ、どうしたの真希ちゃん」

真希「やるぞ」

えっ…何を…？

パンダ「体術訓練、してくれるんだろ？」

A「えっ、いやっ、あの！怪我しちゃうから！危ないから！ね！」

真希「ビビってんの誤魔化してるだけだろそれ…」

パンダ「言い訳にすらなってないな」

夏油「A、せっかく生徒達が熱心に訓練を受けようとしているんだ。やってあげたらどうだい？」

うぅ…確かにそうなんだけど…やっぱり怖いものは怖いのです…。

真希「いいだろ？」

A「うぅ…ひゃい…」

パンダ「よし。じゃあ2対1な」

にっ、2対1？！卑怯だ！！

夏油「もしかして卑怯だと思ってるかい？」

な、何で夏油さん考えてること分かるの…。

夏油「君は分かりやすいからね。顔に出てる」

な、何も言ってないのに会話が成立する…逆に怖い…。

夏油「Aは特級なんだから。2対1でも勝てないから卑怯でもなんでもないと思うよ」

A「うぅ…分かりました…頑張ります…」

真希「よし！行くぞA！」

パンダ「ま、頑張りますか」

2人ともやる気マックスじゃん…怖いです…。

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