臆病者は最強と並ぶ 2

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真希「私から1本とるんだろ？」

憂太「…はい！！」

うん…大丈夫そうだね。

A「…あっ、五条先輩、建人くんに呼ばれてるので、行ってきますね！」

五条「うん、行ってらっしゃい」

ちゅっ

A「ひゅっ…」

おでこにキスされた…生徒の前で…恥ずかしい…。

真希「この変態、がぁっ！！」

ドゴッ

五条「はーい、当たらないよぉ！！」

真希ちゃんの飛び蹴りを無限で止める五条先輩。…ちょっと大人気ないなんて思ってませんよ？

A「じゃあ、今度こそ行ってくるね」

棘「こんぶー」

憂太「えっと、行ってらっしゃい…？」

パンダ「何で疑問形なんだ」

真希ちゃんと五条先輩が組み手(？)をしているのを背景に3人が手を振ってくれた。いい子達だなぁ…。


七海「来ましたか、A」

A「やっほー、建人くん。どうしたの？」

七海「…五条家との縁談、受けるんですか？」

…その話、もうそんなに広がってるんだ…。

A「うーん…迷ってるんだよねぇ。五条先輩は、私が先輩の事をちゃんと好きになってから結婚したいって言ってたの」

七海「…は？」

ビクッ

急に建人くんから物凄い圧が。どうしたの…急に…怖い…。

七海「それ…告白されたって事ですか…？」

A「ぅえ…あ…うん」

七海「はぁ…」

ど、どうしたのかな…怖い…怖いよ…。

七海「こんな事になるなら、もっと早くに言えば良かった…」

もっと早く…？どういう事…？

七海「A」

A「は、はいっ」

七海「愛しています。誰よりも」

A「…え…っ…」

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