乙骨くんの双子の妹 2

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真希「東堂は確実に直で私達を潰しにくる。真依も私狙いで便乗してくるかもな。東堂は化物だ。全員で相手にして全滅するのが最悪のパターン。だから足止めとして一人だけパンダか恵を置いてくつもりだったが…虎杖。お前に任せる。勝たなくていい。できるだけ粘って時間を潰せ」

パンダ「でも大胆にいけよ！ぶっちゃけお前は予定外の戦力だからリタイヤしてもあんまり困らん」

A「辛辣だなぁ」

真希「悪ぃな恵。お前東堂とやりたかったろ」

恵「いや別にどっちでも…」

パンダ「スーパードライだな」

悠仁「でも先輩。やるからには勝つよ、俺」


パンダ「変だな。京都校がまとまって移動してる…悠仁とバラけた辺りだな。これ京都校全員揃ってないか？」

A「ターゲットがそっちにいるってこと？」

パンダ「いや、ターゲットはこっち方面のはずだ。俺の鼻に間違いはない。アイツら、悠仁殺すつもりじゃないか？」

野薔薇「何それ！！意味わかんない！！」

A「…ありえるね」

棘「こんぶ」

パンダ「確かにそこまでの敵意は感じなかったが、ありゃ悠仁生存サプライズの前だろ」

野薔薇「！」

パンダ「楽巌寺学長の指示なら全然ありえる」

野薔薇「他人の指図で人を殺すような腑抜けの集まりなの？京都校は」

パンダ「認識が違うんだよ。お前らには悠仁と過ごした日常がある。俺達もさっき分かった。ありゃ善人。術師には珍しい根明だ」

A「でも、悠仁くんを知らない人達からすれば、宿儺の器なんて恐怖の対象でしかない。だから、呪いを祓うのと感覚的にはそう変わんないと思うの」

パンダ「ただでさえ術師っつーのはその辺の境界ボケやすいからなぁ」

A「戻ろ、皆」

パンダ「いや、俺と野薔薇が戻って悠仁の安否を確認する。棘とAはこのまま呪霊狩りを続けてくれ」

棘「おかか」

A「そーだよ！私達も行くよ！！」

パンダ「お前達も悠仁が心配なのは分かるよ。でも俺の妄想が正しければ、京都校がやろうとしてんのは団体戦のゴタゴタに乗じた悠仁暗殺。団体が終われば暗殺もなしだろ」

A「そっか…」

棘「しゃけ」

パンダ「真希の事もある。悠仁は殺させないし、団体戦にも勝つぞ」

野薔薇「当然。あー、ワンコールで出ろや伏黒ぉ。つーか無線とかブルートゥースイヤホンとか支給されないわけぇ！？」

パンダ「俺は嫌だぞ。気が散るし、かかってくるとビックリする」

野薔薇「戦闘中は外しゃいいでしょ！！」

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