レスキュー訓練 ページ28
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歓迎会、本当に一部の先生たちとひっそりとやってもらった。
マイク先生がうるさかったけども。
手短ではあったけどマイク先生のせいで若干疲労が残ってる。
こんなに歓迎してもらえてるなんて思わなかったという気持ちと一緒に、今の自分の気持ちとの差が激しくて居たたまれなくなる。
私は自分の事でいっぱいいっぱい。
いや、自分の事なんてどうでもいいんだ。
あの時から私の時間は止まってる。
ただなんとなく息してるだけ。
ロッククライムさんは何でここは私をやったんだろ。
数日後
ヒーロー基礎学の時間。
相「今日のヒーロー基礎学だが、俺とオールマイト、金剛、あともう1人の4人体制で見ることになった」
「……」
今朝決まった事なのだ。
先日のマスコミ侵入騒動を受け、何かしらの手引きの存在を危惧してのことだ。
私も賛成だ。
今回はレスキュー訓練。
「今回コスチュームの着用は各自の判断に任せます。中には活動を限定するものもあるだろうから。訓練場は少し離れた所にあるからバスに乗ります。準備してください」
私の言葉と共に生徒たちは準備を始めた。
バス乗り場に行くと、準備し終わった生徒たちが集まっていた。
何やら飯田くんがホイッスルを使って整列させている。
「皆揃ってる？委員長」
飯「はい！バスの席順でスムーズにいくように番号順に2列に整列してあります！」
「あー…えっと素晴らしいんだけど…」
飯「？」
飯「こういうタイプだったくそう！」
芦「意味なかったな…」
「ごめんね、普通のとはちょっと違う形だったの教えてなかったね」
せっかく飯田くん整列させてくれてたけど、よくあるスタンダードなバスとは造りが違うんだ。
着くまでの間に皆それぞれに会話している。
切島くんたちが個性に関する話をしていた。
芦「そーだ、A先輩！先輩が全身ダイヤ化する時って何でゴーグルすんの？」
芦戸さんが思い出したように私に聞いてきた。
上「相澤先生のリスペクト？」
「尊敬はしてるけど違う」
緑「個性に関係してると思うけど思い当たらないぞ…」
「さあ、何だろね。気が向いたら教えるよ」
言ってもいいけど別にめんどい。
そうこうしてるうちに訓練場に着いた。
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作者名：安奈 | 作成日時：2017年9月19日 0時
