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オールマイトたちの待つモニタールームへ戻ると講評の時間となった。
オ「…以上がラスト戦の講評だ！私からは以上で、後はダイアナから全体的な講評をお願いしよう！」
オールマイトがこちらをビシッと指差して指名してきた。
「えっと…口で説明するのは面倒なので後で要点だけまとめたプリント渡します…」
オ「…おや、これはまたいい指導法だ！」
オールマイトはなにやらメモに何かを書き込んでいる。
オ「では私とダイアナはこれにて！君たちは着替えて教室へお戻り！！」
「じゃ、じゃあ後で…」
物凄いスピードで走り出すもんだから、慌てて後を追いかける。
オールマイトを追いかけて角を曲がった。
「…相澤先生！」
相「お前にまだ言ってなかったことがあってな」
「？」
相澤の後ろにいるオールマイトは軽く息が上がっている。
どうしたんだろう…
すると彼の体は蒸気のようなものを発し、みるみるうちに体が縮んでいった。
「……オールマイトさん、ですか？」
そこには痩せ細った男性がいた。
オ「……驚かせてすまないね」
それから私はオールマイトの体のこと、活動にタイムリミットがあること、それらは職員には周知の事実であることを教えられた。
平和の象徴と言われてきた人だ、衰えを見せたくないことは同業者として理解できる。
私はその後先ほどの授業の講評を人数分作成した。
「さっきの授業の講評をまとめたんで、取りに来てください」
出席番号順に各々プリントを取りにくる。
上「Aちゃん！俺どうだった〜？」
「……読んで」
チャラい上鳴への対応に周囲がドッと笑う。
…何か変なことしたかな？
すると轟くんがプリントを取りにきた。
さっきの言葉が頭をよぎり、ほんの少し緊張が走る。
切れ長の目でこちらを見ながらプリントを受け取る。
轟「…どうも」
「……」
軽くそう呟いて彼はそのまま自分の席へ戻ってく。
何で風馬のことを知ってんだろ、もしかして昼休みで私が呟いたの聞かれてた…？
知られたくない…
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作者名：安奈 | 作成日時：2017年9月19日 0時
