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翌日、Aはまた雄英に来ていた。
来るって言ったって、もう働くようなもんだから行かなきゃいけないんだけども。
「…おはようございます。よろしくお願いします」
相「…ああ、おはよ」
なんか、職員室に自分がいるのってすごく違和感。
相「お前、基本的にはヒーロー基礎学担当な」
「…はい」
Aは相澤と共に教室へ向かう。
教室に入ると、生徒たちはもうしっかり着席していた。
なんとなくその様子は懐かしいと思った。
相澤に叱られるのが嫌で自然と皆そうなるのだ。
多分直前まで皆談笑してたに違いない。
相「おはよう」
「おはよう」
皆「おはようございます！」
相澤が連絡事項を淡々と伝えていく。
Aはその様子も懐かしいと感じた。
相澤先生全く変わってない。
相「じゃあ、以上だ。1限目の準備しろ」
皆「はい！」
相澤はサッサッと教室から出て行こうとしたので、慌ててついていく。
上「Aちゃん、おはよー！」
「…さっき挨拶したでしょ」
上鳴くんが私を呼び止めてきた。
芦「A先輩、午後の授業楽しみにしてるよ〜！」
「…うん」
朝から元気だな、と思いながら2人に軽く手を振って相澤の後を追いかけた。
相「明日からお前がHRやれ」
「えっ」
相「仮にも教育実習生なんだから、そんくらいやれ」
「…はい」
相「あと、お前在学時に得意だった必修科目何だっけか」
「え？…全部出来ましたけど」
相「その中で一番得意なの言え」
「…英語」
相「分かった」
「？」
午後の授業までは学校の資料などを読んで働く側の人間としてのルールを頭に入れた。
職員室は少し居づらくて、使ってない倉庫化してる教室で過ごしていた。
資料を閉じて、溜息を吐いた。
雄英、かつて自分がいた場所。
その時はあなたもいた。
胸が苦しい。
気づけば昼休みになっていたので、Aはフラッとある場所へ向かった。
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作者名：安奈 | 作成日時：2017年9月19日 0時
