観察七十 ページ46
投票ありがとうございました！一票差で瀬名泉が選択されました
くじを引いて書かれている番号は二十一。
私はあたりを見回して一人ポツンと立っている灰色の髪を持つ彼に近づいた
「ごめん、番号何番？」
「そういう前置きいいからぁ。どうせあんたも二十一でしょ」
これまたかわいげのある口から出てきたとげとげしい声に頷き髪を見せ合えば中々に大きな舌打ちが聞こえた
「ほんと最悪ぅ。ゆうくんと一緒になって怖がるゆう君をかっこよく助けるっていう俺の願望どうしてくれんのぉ！？」
「(変/態だ…)」
なんで私そんな理由で怒られてるんだろうか
顔が美形なだけにショックが大きいというか、残念なイケメンが目の前にいることに頭の何かが認めたくないと拒否反応を示す
けれど彼は意味ありげに笑うと私に顔を近づけて微笑みかける
「まぁ、いいけどぉ。俺もあんたに聞きたいことあったし。よろしくねぇ篠崎Aさん」
そう言って彼は私に背を向けると「ゆうくぅーん！」とどこかに飛び去って、いや、行き場所は分かるが、キラキラと輝く金髪が特徴的な葵メガネの青年の所に駆けて行った。後から聞こえてきた「こっちにこないでくださぃいいいいいい！」とい声は聞かなかったことにしよう
「…ききたいこと、ね」
繰り返しつぶやく私の耳に少女の怒りに震える声が届く
「なんで、なんであんずちゃんといっしょだ♡とか思ったらあんたがいんのよ！先輩と交換してきてよね！空気読んでよっ！」
「あらぁ、ごめんなさいね？でも急に変えちゃったら先輩も困っちゃうわぁ」
「うるさいうるさいっ！オカマなんていやっ！先輩とあんずちゃんときゃきゃうふふして女子会するのっ！」
「あんた意外と肝座ってるわよね肝試しよ？…でも大丈夫。女子会なら私も参加できるわっ！」
「オカマというか、男はお呼びじゃないってわっかんないの！？」
楽しそうでなによりだよ。
乾いた笑いが喉から出て行けば「二十一番いってこーい」と叔父の声が聞こえた
既に遊木真を十分に堪能したのかやる気に満ち溢れた彼が待機しててあわててそこに駆け寄る
「さてと、一時間ぐらいだけどパートナとしてよろしくねぇ？」
副音に足引っ張ったりし質問に嘘ついたらどうなるかわかるよねぇ？という副音が聞こえた気がした
私は頷いて叔父から渡された懐中電灯に明かりをともし彼の横を肩を並べて歩き始める
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妃瀬(プロフ) - 続編はなんらかの理由で開かない様だ…。めちゃくちゃ好きな作品だから是非続きを見たい (6月10日 0時) (
レス) id: 7f2cf0d803 (このIDを非表示/違反報告)
カレン - 続編が開けない悲劇 (2021年2月22日 16時) (レス) id: 103a37bcc3 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮華 - 確かに続きを見ようとしたらページが無くてシリーズ3まだなのかな？って思いました！リクエストで、2月8日（ニーハイの日）と言う事でニーハイを履いた夢主に対してレオくんが独占欲と嫉妬全開になる話お願いします！ (2020年3月23日 7時) (レス) id: 1fa4972d94 (このIDを非表示/違反報告)
クロにゃんスリーピー(プロフ) - この小説が面白くて気に入りました！シリーズ２から続編を見ようもしてもページがみつかりません！どうしたらいいですか？ (2020年1月21日 17時) (レス) id: bad43f72a1 (このIDを非表示/違反報告)
朔咲(プロフ) - この小説とても面白いです！お気に入り登録しました！このシリーズは２まで読ませて頂いたのですが、「続編を見る」を押してもページが見つかりません！続編はないのでしょうか？ (2018年12月28日 16時) (レス) id: 6cb6312e2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空道ユメノ x他1人 | 作成日時：2017年6月9日 21時
