過去回想 ページ4
あの頃、まだ5歳だった私は両親が交通事故で死んで、父方の叔母に預けられることとなった。
厄介なものを押し付けられ、不機嫌な叔母は毎日、私に辛くあたった。
叔母「あんたなんてね、この世で一番いらない存在なの！！クソ弟とクソ女の子供なんてロクなものになりゃしないのよ！！！」
最初のうちは暴言だけだったがだんだんエスカレートして、暴言と殴る蹴るの暴行を加えた。
叔母「まぁ！！あんたの目、左右で色が違うの！？あんたの両親は二人とも黒目だったわよ！！赤目と青目なんて気味が悪い！！」
ある日、叔母が仕事から帰ってきた時のこと。忘れもしないあの日。
叔母は非常に機嫌が悪かった。なんでも付き合っていた彼氏が浮気していたらしい。
叔母「あぁ、イライラする！！」
すると叔母は何を思ったか私を見てニヤリと笑うとスッと立ち上がり、キッチンから包丁を取り出す振り向いて言った。
叔母「むしゃくしゃするからあなたのその気味の悪い目を抉り取ってあげましょう。どっちにする？青？赤？」
憎い。その時、無性にそう思った。怒りの矛先を全て私に向けようとする叔母がただただ憎らしかった。
叔母が私の肩に手をかけた時、世界が真っ暗になった。
私は暗くて底のない穴の中に真っ逆さまに落ちていった。
ふと気がつけば私は倒れていて叔母も横たわっていた。
恐る恐る目を触ると叔母の持っていた包丁がかすめたのか少しだけ血が流れていて、
また恐る恐る叔母に触ると冷たい感触。
「そいつはもう死んでる。」
後ろから声がした。振り返って見れば真っ赤な返り血を浴びた美しい男の人がいた。
A「あなたが殺したん？なんで？」
私の問いに男の人は躊躇せずに答えた。
「俺が殺した。Aを傷つけようとしたからだ。………A。」
男の人は不意に手を伸ばした。
叔母にされていたように殴られるのではないかと思わず目を瞑ったが
その人は白い肌にところどころ血のついた手で震えて立つことのできない私の頭を軽く撫でてそっと寄せると抱きしめた。胸一杯に広がるその人の匂い。母と同じ匂いがする。懐かしい感情と抑えきれなかった悲しみがグッと込み上げて私は何故か声をあげて泣いた。
「怖かっただろう。…さぁ行くぞ。」
とその人は優しく微笑んだ。
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紫羅那＠お絵描き部(プロフ) - 頑張って下さい！！ (2019年8月1日 21時) (
レス) id: 334eec0103 (このIDを非表示/違反報告)
狐の子(プロフ) - いえ!なんか本当に上から目線みたいになっちゃって本当にすみません!! (2018年12月1日 20時) (レス) id: bf2de55560 (このIDを非表示/違反報告)
聖光陵刀剣(プロフ) - 狐の子さん» すみません！！教えてくださってありがとうございます！ (2018年12月1日 20時) (レス) id: 69d57d8228 (このIDを非表示/違反報告)
狐の子(プロフ) - いきなりすみません!わたくしは狐の子といいます〜。いきなりなんですけど、信濃は大将って呼びます!前田は主君って呼びます!なんか上から目線みたいな感じになってすみません。 (2018年12月1日 19時) (レス) id: bf2de55560 (このIDを非表示/違反報告)
聖光陵刀剣(プロフ) - しうくんやっぱりるにぃと結婚してたさん» ありがとう！◯◯ちゃん。 (2018年11月30日 0時) (レス) id: 69d57d8228 (このIDを非表示/違反報告)
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