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六話「B国、C国派遣組の憂鬱」 ページ10

B国は、非常に大きな国だ

海と隣接しているこの国は、貿易が盛んで豊かである

そんな事前の調べ通り、B国の市場はとても広く、また賑わっている




「だから、そんな広い場所で案内の兵士さんを見失うのは、ごく自然な事であってだね?」

「るせぇ殺すぞ
大体、はぐれたのはきっくんが好き勝手に店を見て回ったせいだろが!」

「落ち着いてよ
騒いだってどうしようもないし」


大通りの中心で一際目を惹く三人は、B国に派遣された、きっくん、あろまほっと、そらる



他にluzとトントンも来ていたが、二人は案内の兵士に続いて基地へと向かってしまった

つまり迷子になったらしい三人は、こうして行くも戻るもままならない状況に陥っていた訳だ




「あ"ぁっ、ったく
こんな所で油売ってる場合じゃねぇってのに...」

「そうだね
話によれば、この国は派遣されてる国の中でも比較的早く、エイリアンが到着するらしいから
...予定では恐らく4日後」





4日後、という具体的な数字に、あろまの眉が寄せられた

その後暫くして、迎えに来たらしい兵士に詫びを入れる三人の姿があったそうだ









.









「戦力派遣、ですか?
いやぁ、我が軍に、そのような措置は必要ないと思いますがね...?」


ソファに踏ん反り返った男は、軍国から派遣されたという数名の男を睨め付けた




C国は、纏まった四軍に規模で劣るものの、古くから知られた軍事国家だ

その歴史は古く、訓練も独自のものであると聞く


そんなC国が、他国からの戦力援助に良い顔をする筈がなく





「正直、異星人ごときに我が軍が劣るとは思っておりませんからな
貴君等も上の命令で来たのでしょうが
結論からいえば、その力を借りるまでもありません
前線に立つ必要もありませんから、事が収まるまで、後衛で大人しくしていて下され」



「そんなっ..」

「フジ、黙ってろ」



思わず口を開いた青年は、隣の男に制された


そのいくつか隣で直立していた男は、無表情に言う


「....分かりました
では、そうさせて頂きます
...遅れて申し上げます、東軍より派遣されました、
志麻という者です
派遣組の代表を務めさせて頂いております
何かございましたら、まず私の方にお願いします」






部屋を出て、あの男に声の聞こえない位置まで来た所で、フードを被った男がが舌打ちをした



始まりそうな愚痴の予感に、同僚は部屋へ向かう足を速めるのだった

七話「東西南北、大将会議」→←番外編「ドキッ☆ 男だらけの大浴場(?)「」」



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ココア(プロフ) - シオンさん» コメントありがとうございます!はい、元ネタは我々だの方々の実況です。対エイリアン、という単語にハッとしまして.....。更新頑張ります!! (2017年7月1日 17時) (レス) id: 742ad63ee0 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 番外編、おめでとうございます!!楽しみです!!エイリアンは元ネタ我々だですか? (2017年6月30日 16時) (レス) id: 986262ce68 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ココア | 作成日時:2017年6月29日 13時

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