十二話「帰る場所だから」 ページ16
「総員配置に付け！
射撃用意........撃てぇっ！！！！」
「蛇足隊長、ひとらんらん隊長！
銃弾が足りません、配給を」
「今は下がる余裕がない
ありったけ撃ち込んだら隙を見て撤退しろ！」
「此処は絶対防衛ラインだ
なんとしても守り抜け！」
「はっ！」
本拠地防衛戦線
基地からおおよそ1キロ離れた位置で、蛇足とひとらんらんの部隊は抵抗を続ける
基地を挟んだ対極には、えおえおとセピアの部隊がいた
遠距離部隊の統率の取れた攻撃で、敵の侵入は最小限に防げていた
またすぐ側では、取り逃がした残党を狩る坂田やセンラ
「おいオスマン、何そこでのんびり見てんだ手伝え」
「いやぁー、俺って体動かすと眠くなっちゃうんだよねぇ」
「あ“ぁ？
テメェ一生の眠りに付かせてやろうか」
「ちょっ冗談、マジ怖いんだけど」
「珍しく声張ってるね、蛇足隊長」
「天月か」
返り血なのか、頰に青黒い液体を付けたまま近寄って来る天月に、蛇足はダルそうな顔で返した
「いつもはやる気ない感じなのに、今日は珍しいなぁ、って」
「......いいから配置付け
うっかり流れ弾に当たっても文句言わせないからな」
「はいはい、本気で撃たれかねないし、大人しく帰るよ」
「守備の方はどうだ、西軍大将」
「まずは順調です
遠距離部隊が敵を殆ど蹴散らしていますね」
FBの返答に、グルッペンは満足そうに頷く
「そうか
......ならいい
今後の戦況によっては、北軍の機械兵達も導入する事になるだろう
北軍大将、準備を」
「いつでも出動できますよ」
「よし、守備は上々
まさか相手も、自分達の限界までまで攻め続ける事はないだろう
そろそろ引く頃合いだろうな
......分かっているだろうが、此処は派遣組の帰って来る場所だ
変わり果てた姿を晒すわけにいかない」
「当然
基地は守り抜いて見せるよ」
なんとしてでも押し返そう
四つの軍のトップは、互いの顔を見合わせた
そしてグルッペンの言葉通りに、敵の勢いは急速に衰える
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ココア(プロフ) - シオンさん» コメントありがとうございます！はい、元ネタは我々だの方々の実況です。対エイリアン、という単語にハッとしまして.....。更新頑張ります！！ (2017年7月1日 17時) (
レス) id: 742ad63ee0 (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 番外編、おめでとうございます!!楽しみです!!エイリアンは元ネタ我々だですか? (2017年6月30日 16時) (レス) id: 986262ce68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココア | 作成日時：2017年6月29日 13時
