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『ありがとう。いつも皆には迷惑をかけてばか
 りだな。』



甘「そんなことないわ!
  霜花ちゃんにはいつも助けてもらってた
  し。今度は私達が助ける番!」



義「あぁ、甘露寺の言う通りだ。
  それに、頼ってくれと言ったのは俺達だか
  らな。」



『そうですよ、霜花様!
 それに、私に至っては霜花様の使いですし
 当たり前のことをしてるまでです!』



「皆、ありがとな!」



皆の前では元気で居ないとな…



実は、私は柱に暴力を受けている。



傷跡が見えない所にあるから、バレないが…
Aも同じだ、私の近くにいつも居るからな



Aは私への暴力を止めようとして、巻き込まれてしまっている。



本当に申し訳ない。



だがA曰く
『霜花様がいればこんな傷痛くも痒くもありま
 せんよ!』
らしい。



けど、そんなことは無いだろう。



Aにも痛覚はあるし、私もいたいと感じる。



それに、Aに関しては、鬼と言う事もあり私より酷い暴力を受けている。



私はAより軽い。
けれど、仕事が多くなった。



茜に押し付けられているのだ。
茜は全く強くない剣士だった。



周りの手柄を奪って柱の座にまで上りつめたらしい。



許せない。
行かなければ良いとAは言ってくれるが、
それでは人に被害が出てしまう。



Aは私の事を優しいですね、と言ってくれる。



けれど、そんな優しくないし、強くもない。
Aに暴力の被害を及ばせてしまうし、心配させてしまう。



そんな綺麗な人間じゃないさ。



『…様、花様……霜花様!!』



「どうした?」



『どうした?ではありません。
 反応が無かったので心配になりました。
 お疲れなんですよね…
 思い詰めないで私達に言ってください。
 味方ですから!!』



皆「そう/だ/ですよ/よ!」



「ありがとな!」



皆、心配そうな顔して見てくれている。



皆、本当にごめんな。



もう、疲れたんだ。
この日々に、心配をかけてしまう自分に。



自分がいないほうが良いんじゃないかと思うんだ。



だから、今日私は、皆の前から姿を消す。



夜にだ。



逃げ出して、鬼にならないかとか言われたら、今の自分はなってしまいそうで怖い。



その時は私の事を信頼してくれてる皆に殺してくれと頼もう。



その事を手紙に書いて残してから姿を消そう。



すまないな皆。



もう、疲れたんだ…

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作者名:八仙花 | 作成日時:2020年6月29日 21時

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