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『いえいえ、礼には及びませんよ。』



『それでは、お手本、という訳ではありません
 が、日の呼吸をお見せしましょうか?』



炭「いいんですか!
  ありがとうございます!」



『では、やらせていただきますね!!
 日の呼吸 壱の型 円舞
  弐の型 壁羅の天
  参の型………

  拾弐の型 炎舞』



『これで終わりとなります。』



炭「凄いです!Aさん!!
  日の呼吸は続けてやるのが難しいのに…
  俺も出来るように頑張ります!!」



『ふふ、ありがとうございます。
 先程も言いましたが、全ての型を繋げて行
 うと、拾参の型を繰り出す事ができます。
 頑張ってくださいね!』



あ、そういえば、霜花様達を全くもって蚊帳の外にしてしまった…



『すみません霜花様…。
 ついつい、日の呼吸について語ってしまった
 もので…。』



霜「いやいや、構わない!
  やはり、Aは凄いな!
  あの日の呼吸というものを難なく繋げて繰
  り出す事ができる!」



善「凄いね!Aさん!!
  強いし美人さんってどういうことぉ!!
  やっぱり、結婚してくれぇぇ!!」



伊「凄いな!A子!
  やっぱり、俺の見立ては間違いなかった
  ぜ!
  おい!俺と勝負しろ!!」



『いえ、勝負はお断りしておきますね。
 すみませんが、今日はもう霜花様のお屋敷
 へ行って色々と準備をしなければならないの
 で…』



炭「そうなんですね!
  では、また来てくださると嬉しいです!」



善「Aさん!待ってるからねぇぇ!!」



伊「A!今度は俺と勝負しろ!!」



『はい、ではまた来ますね!
 伊之助さんも、また今度勝負しましょうね』



霜「では行くとするか!
  炭治郎君たち、また会おう!!
  ではお邪魔した。」





『此処が霜花様のお屋敷なのですね。
 随分と広いですね!!』



「あぁ、私一人では寂しかったからな!
 丁度良かった!Aが来てくれて!!」



『ふふ、そうなんですね。
 ではお邪魔しますね!!』



霜「では、屋敷を案内しよう!」



屋敷案内中………



『屋敷を案内して下さりありがとうございま
 す!!』



霜「礼には及ばんぞ!
  今日から此処がAの家だ!!
  自由に使ってくれて構わないぞ!」


『はい!ありがとうございます!!
 では、時間も時間なので夕食を作らさせてい
 ただきますね!』

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作者名:八仙花 | 作成日時:2020年6月29日 21時

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