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『あっ!ちょっと待って下さい霜花様!
えっとその、胡蝶さん。
木刀ありがとうございました!』
そう言い、私はその場を去った。
『霜花様いきなり過ぎますよ…。
お礼もちゃんと言えていませんし。』
霜「すまない、許してくれ。
それにしてもAは強いな!!
さっきの呼吸は何なんだ?
始まりの呼吸と言っていたが。」
『はい。では説明させて頂きますね!
日の呼吸、いわゆる始まりの呼吸は………
………と言う事なんです。』
霜「それは凄いな!
あの鬼舞辻を追い詰めた呼吸か…
ならAが来たことによって、あやつ
を討つのに断然近づいたということか!!」
『いやいや、鬼舞辻を追い詰めることができた
のは縁壱様だからであって、私はこの呼吸
で縁壱様と同じ威力を出す事は無理なんで
す。』
霜「そうか、だがAが強いことには変わり
ないな!!」
『いえ、私は強くなんかありませんよ…
主人をちゃんと守れないんですもの。』
霜「それは仕方ないことだ。
鬼にすることができるのは鬼舞辻だけ
だし、あやつを倒すのは困難だから
な。」
「Aが気に病むことはない。」
『ありがとうございます。
そう言ってくれるだけで気が楽になります』
霜「そうか、なら良かった!」
「そうだ、Aに紹介したい人達が居る
んだ!!」
「皆、良い子でな!
Aの事を受け入れてくれるさ!」
『それは会うのが楽しみです!
仲良くなれるといいです!!』
霜「そうか!!
受け入れてくれる理由としてはな
その中の1人に鬼を連れた隊士が居る
んだ。」
「そんで、その鬼の子を連れてるのはその
子の兄でな、その兄妹と仲良い人達はそ
の鬼の子を受け入れてるんだ。」
「だからAの事も、話たら受け入れて
くれるさ。」
『そうですか。
とても良い人達なんですね。
そして素晴らしい兄妹愛ですね!!』
霜「あぁ、では今から向かうとしよう!」
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作者名:八仙花 | 作成日時:2020年6月29日 21時