花言葉とベットルーム ページ8
太宰side
太「うん。高山夏樹 元幹部長だろうね」
中「そして俺と太宰の指導官だった人…か。」
そう。高山幹部長は私たちを指導してくれていた人だ。
訓練こそ厳しいものだったが、普段は頼りになる“お兄ちゃん”的な人だった。
そして私よりも頭が良く、中也よりも体術ができた、まさに完璧な人だった。
そんな人が、何故Aちゃんと…?
もしかして…否、そんなわけないよね。
太「まだ気になることはあるよ」
中「なんだ?」
太「玄関にあった花」
中「あァ?花がどうかしたか?」
太「オトギリソウだったのだよ」
中「どういう意味だ」
太「…オトギリソウの花言葉は「迷信、敵意、秘密、恨み」」
中「………Aがなにか隠してるってことか」
太「そういうことだね。」
認めたくないけれど、恐らくそういうこと。
Aちゃんは何かを隠している。そして恨みを持っている……ポートマフィアに。
中「帰ってきたら問い詰めるか?」
太「…その前に、一つ確認しておこう」
と、私は中也の「おい!」という声を無視して家の中を歩き回り始めた。
・
少しすると、目的の場所が見つかった。
その部屋は鍵がかかっていた。まぁ、そんなこと私には関係ないのだけど。
持っていたピンで鍵穴をいじると、「カチャ」っと音がした。
その部屋は恐らく、Aちゃんのベットルーム。
中「なンだよ…これ…」
中也が言葉を失うのも仕方ない。
何故なら──
そこには、ポートマフィアに入っている全員の名前や、傘下組織の情報、幹部以上しか知らないであろう極秘情報などが書かれた資料が、床一面に散らばっていたのだから。
・
not side
A「どれがいいんだろ…」
割と真剣にお酒を選んでるA。
A「仕方ない、店員さんに聞くか…知らない人と話すの、苦手なんだよな〜…」
と溜息をつきながら、Aは店員さんの所へいった。
太宰達に自分の秘密がバレたとは微塵も思わずに──
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狐夜(プロフ) - ミルクレープさん» コメントありがとうございます!そうなんですか!?笑 なんか…ありがたいです。そんな風に読んで頂けるなんて…!!笑笑 (2018年10月17日 22時) (レス) id: 4857dbda8c (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ - 夢主の秘密がばれたときに感情移入しすぎて叫んだら家族に変な目で見られましたwwww (2018年10月17日 20時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
ザクロ(プロフ) - いえいえ。 (2018年7月6日 13時) (レス) id: cf0e41908a (このIDを非表示/違反報告)
陰のオタク(プロフ) - ザクロさん» ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです! (2018年7月6日 13時) (レス) id: f8579db985 (このIDを非表示/違反報告)
ザクロ(プロフ) - ハ?ナニコレ?面白過ぎでしょ! (2018年7月5日 22時) (レス) id: cf0e41908a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狐夜 | 作成日時:2018年5月13日 20時