復讐したいことが、どうやらバレたようで【文スト】

幼馴染は裏切り者 ページ22

Aside

-場所は変わって拷問部屋-



A｢…うわ最悪。｣


何時かの時みたいに、太宰さんが中也に向かって言ったわけじゃないよ？


入って早々、私が言った一言がこれ。

え？何故かって？それはね……




？｢久し振りだね〜、A？｣



私のことをよーく知ってる人だったから。



…あ。家族じゃないよ。

実は生きてました〜！みたいなのだったら、私ぶっ倒れてあの世行き←




A｢……………。太宰さん、帰っちゃ駄目で｢駄目だ。｣…はい。｣


やっぱ駄目だよね〜…



…あれ？なにか引っかかる…


あんな会話してたら普通は…







…あぁ、そういうことか。




A｢…知ってて此処に連れてきたんですね｣



あんな会話してたら、普通は｢知り合い？｣って感じのを尋ねる筈…。



それがなかったってことは、太宰さんはこの人が私の“幼馴染”って知ってる…






太｢勿論さ。私を誰だと思っているのだい？｣



A｢？…太宰さんだと思ってますが？｣


太｢!?…うん、まぁ、そうなのだけどね…｣


そういうことを聞いてるわけじゃないのは知ってるんだけどね〜…



…面白かった←


なんて…本人に言ったら今日の夜のことが、更に憂鬱になるから言わないけど。




それにしても……


A｢これはまずいね…(ﾎﾞｿｯ)｣



何がって………





私はこいつを_______。




どうしよう…此処から物凄く出たい。


けど、手段がない。


あーもう、ほんとにどうしようっ！！←




…ってなことを考えてたら……



太｢始めるよ、松葉幹部。｣


A｢!………はい｣





ボーッとしてたし、太宰さんが私のことを“松葉幹部”って呼ぶなんて珍しいから、驚いた。




だけど多分……“君はポートマフィア幹部だ。それを自覚しろ”という意味なのだと思う。




でも私は──









──私は彼奴を殺せない(････)

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