復讐したいことが、どうやらバレたようで【文スト】

別の組織 ページ14

太宰side

A「…すぐに分かるよ」


どういう意味だい？と聞く間もなく男達が入ってきた。


男1「夏樹。此処にいたか。」


A「……なんで来たんだよ」


夏樹？Aちゃんは夏樹と名乗って過ごしていたのか…


男2「長がお前を殺せと言ったからな」


A「………もうバレたか」


長…他の組織に所属してたってことか…


男1「この家には盗聴器を仕掛けてある。お前が此奴らにその話をした時点でお前の死は確定している。」


だから「できない」と言ったのか…


だけど。


太「…させないよ」



男1「あぁ？」


男が私を睨みつける。裏社会で私達のことを知らない人がまだいたなんてねぇ…


太「中也！」




中「はっ、言われなくったって「待って！！」A？」



太「Aちゃん…何をする気なのだい？」


真逆、Aちゃんが止めるなんて…思ってもいなかったよ。



A「…これは自分で招いたこと。だから自分でなんとかする」


そう言って、ベットから降りた。その目には光がなかった。





流石は幹部長の妹さんだねぇ…



──────

太「もう少し、私達を頼ってくれてもいいのではないでしょうか…？」


訓練が終わったあと、高山さんにそう言ったことがある。

高山さんは殆ど自分一人でやってしまっている。流石に心配になって聞いた。


すると高山さんは……



『自分で招いた災いは自分で解決する。他の人に頼るなんて申し訳ないんだよ』


そう言った。





本当にそっくりな妹さんですね、高山幹部長──

凶器と花畑→←濡れ衣

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す