佐久間の色の明日【7】

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翔太side





「佐久間っ！」






ふっかがカギを取りに行ってくれて、


そのまま鍵を開けて部屋に入ると、



佐久間が倒れていた。








深「さくまっ、さくまっ！分かるか？」



佐「はぁっ、はぁっ．．．はぁっケホッ」







抱き上げると、ほんのり熱い。



息が整ってないのと併せてを見ると、


きっと、過呼吸になった挙句に、この高温の部屋で苦しかったのが見て分かる。






深「俺、皆に連絡入れてくる」




「じゃあ、そのついでに誰かに水とか冷やすもん持ってくるように連絡して。


これ熱中症なってる」



深「マジかぁ。分かった」








そういって、ふっかが電話を片手に駆け足で部屋から出ていく。









佐「しょった．．．はぁはぁっ」


「ん？どうした？」







佐久間が少し虚ろな目で俺を見て、







佐「ちょっとハァッ、きもつわるっはぁっ」




「えっ！マジっ！どうしよっどうしよっ」








急にそんなこと言われたら頭が働かない。







佐「はぁはぁっおちついて．．．吐くまでハァッないからっ」






まさかの、病人に励まされてるし。


．．．恥ずかしい。








深「みんなすぐに来るって、


一応阿部ちゃんに聞いたら、水分が取れるなら救急車呼ぶまではないけど、、


取れないなら、救急車呼ぶって」




「ぁあ、分かった」







そうだ、俺がしっかりしないと。







深「佐久間、分かるか？


もうすぐ楽になるから、それまで頑張れるか？」




佐「ハァッハァッ．．．ごめっ」











そのあとすぐに阿部ちゃん含め、メンバーや探してくださった先輩たちもやってきた。










照「誰がこんなこと．．．」



阿「とりあえずそのことは今は後で。

佐久間ー、服緩めるよ。

冷えピタおでこにつけるからねっ」



佐「はぁっはぁっ．．．はぁっはぁっんっ」







阿部が手際よく対処していく。

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